Trogir(英語表記)Trogir

世界大百科事典(旧版)内のTrogirの言及

【ユーゴスラビア】より

…コソボのプリシュティナ近郊プレディオニツァPredionicaからは,前2千年紀後半の,眼と鼻を強調した小さな塑像が出ており,イリュリア人の時代では,スロベニア中部リュブリャナの東のバチェVačeから,打ち出しで日常生活や動物を描いた前500年前後の青銅の容器が出土している。またマケドニア南部オフリト湖北のトレベニシュテTrebeništeやセルビア南部ノビ・パザールNovi Pazarからは,ギリシアのアルカイク美術の影響を示す金工品などが出土しており,のちにマケドニア王フィリッポス2世によるヘラクレイアHērakleia(現ビトラ,マケドニア南部)の建設や,トラグリオンTragourion(現トロギルTrogir,ダルマツィア南部)などのアドリア海沿岸のギリシア植民都市の建設に先がけて,ギリシア文化の内陸部への影響を物語っている。 紀元前後,最終的にローマに征服され,ダルマティア,ノリクム,パンノニア,モエシア,マケドニアなどの属州が置かれ,ローマの文化が当地に及ぶ。…

※「Trogir」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android