iPhone(読み)あいふぉーん

共同通信ニュース用語解説 「iPhone」の解説

iPhone(アイフォーン)

スマートフォン代名詞といえる米アップル製品初代米国で2007年に発売され、日本では08年に後継モデルが投入された。アップルならではのシンプルなデザイン人気タッチパネルによる操作性の高さや、外部企業や個人が開発したさまざまなアプリを楽しめる機能性が支持され世界中で爆発的にヒットした。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「iPhone」の意味・わかりやすい解説

iPhone
あいふぉーん

アップル社が提供するスマートフォン。初代iPhoneは、携帯音楽プレーヤーであるiPod(アイポッド)に携帯電話や電子メールの送受信、インターネット接続などの通信機能、PDA機能などを付加した携帯端末として2007年に発売された。特徴的なのは、携帯電話などで使われていた入力用のキー筐体(きょうたい)に組み込まず、タッチパネル式の全面ディスプレーに表示して代用する方式を採用したことである。また、画面を軽く叩(たた)くタップ、はじくような動作フリック、2本指を使って画面を縮小・拡大するピンチイン・ピンチアウトといったマルチタッチ操作に対応させている。2008年には第3世代の移動体通信システム(3G)に対応したiPhone 3G、2009年に改良型のiPhone 3GS、2010年にフルモデルチェンジのiPhone 4、2011年にはその改良型のiPhone 4S、2012年にはiPhone 5、2013年にはiPhone 5sとiPhone 5cの2種類が発売された。

 2013年10月時点で最新のiPhone 5sは、サイズが高さ123.8ミリメートル×幅58.6ミリメートル×厚さ7.6ミリメートル、重量112グラムで、4インチディスプレー、画素数8メガピクセルのカメラを搭載している。ローエンドモデルのiPhone 5cとともにOSはiOS 7で、インターネットを利用してネットワーク上のサーバーにデータ類を保存するiCloud(アイクラウド)、音声認識を利用した操作補助機能Siri(シリ)などが使える。また、App Store(アップストア)で提供されている数多くのアプリケーションを導入することで、機能追加も可能である。

 日本の携帯電話会社では、ソフトバンクモバイルが2008年(平成20)から、KDDI(au)が2011年から、NTTドコモが2013年から販売している。

 なお、iPhoneで使われるiOSは、iPhoneのほかにiPad、iPod touchなどにも搭載されている。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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