いすゞ自動車(読み)いすずじどうしゃ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「いすゞ自動車」の意味・わかりやすい解説

いすゞ自動車
いすずじどうしゃ

トラック,バスを中心とする自動車メーカー。前身は東京石川島造船所 (→IHI ) の自動車部で,1937年分離して東京自動車工業設立。 1941年ヂーゼル自動車工業と改称。 1942年日野製造所 (→日野自動車 ) を分離。 1949年現社名に変更。 1971年アメリカ合衆国のゼネラル・モーターズと全面提携。 1981年鈴木自動車工業 (→スズキ ) と業務提携 (1994年解消) 。かつてはトラック部門,バス部門で日本の市場を制した名門。おもに大型トラック,小型トラック,エンジン収益を上げている。中国,台湾など東南アジアへの進出も積極的。 1998年ゼネラル・モーターズのトラック開発を引き受けるなど,同社との提携強化を発表したが,2006年4月資本提携を解消 (業務提携は続行) 。同年 11月からトヨタ自動車資本参加し,業務提携を進めている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本の企業がわかる事典2014-2015 「いすゞ自動車」の解説

いすゞ自動車

正式社名「いすゞ自動車株式会社」。英文社名「ISUZU MOTORS LIMITED」。輸送用機器製造業。昭和12年(1937)「東京自動車工業株式会社」設立。同16年(1941)「ヂーゼル自動車工業株式会社」に改称。同24年(1949)現在の社名に変更。本社は東京都品川区南大井。自動車メーカー。トラック大手。トヨタと資本提携。ディーゼルエンジンの開発・製造も。東京証券取引所第1部上場。証券コード7202。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android