いすゞ自動車(読み)いすずじどうしゃ

共同通信ニュース用語解説 「いすゞ自動車」の解説

いすゞ自動車

東京都品川区に本社を置き、トラックバスなどを手掛ける。国内は神奈川栃木工場があり、タイ中国米国にも生産拠点を持つ。スウェーデンボルボと商用車分野で提携を計画するなど他社と協力関係を広げている。2020年3月末時点の従業員数は連結ベースで3万6856人。20年3月期連結決算は売上高が2兆799億円、純利益は812億円。

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百科事典マイペディア 「いすゞ自動車」の意味・わかりやすい解説

いすゞ自動車[株]【いすずじどうしゃ】

1937年東京自動車工業として設立,1942年日野自動車工業を分離,1949年現社名に変更。1953年乗用車に進出。トラック,バスが生産の中心で,ディーゼルカーの技術は世界的。1971年ゼネラル・モーターズGM)と包括的提携を結ぶ。1997年にはディーゼルエンジンをGMに供給するなどGMグループとの関係を強め,2003年には約1000億円の増資をGMに引き受けてもらったが,GMの業績が悪化し提携会社の株式売却による資金調達の必要に迫られたため,2006年4月に35年に及ぶ資本提携を解消。同年11月トヨタ自動車[株]と資本・業務提携した。小型トラックの国内シェア1位。本社東京,工場栃木,藤沢。2011年資本金406億円,2011年3月期売上高1兆4155億円,連結純損益515億円の黒字。売上構成(%)は,大・中型車23,小型車他車両39,海外生産部品5,エンジン・コンポーネント13,その他19。海外売上比率65%。
→関連項目ジウジアーロ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「いすゞ自動車」の意味・わかりやすい解説

いすゞ自動車
いすずじどうしゃ

トラック,バスを中心とする自動車メーカー。前身は東京石川島造船所 (→IHI ) の自動車部で,1937年分離して東京自動車工業設立。 1941年ヂーゼル自動車工業と改称。 1942年日野製造所 (→日野自動車 ) を分離。 1949年現社名に変更。 1971年アメリカ合衆国のゼネラル・モーターズと全面提携。 1981年鈴木自動車工業 (→スズキ ) と業務提携 (1994年解消) 。かつてはトラック部門,バス部門で日本の市場を制した名門。おもに大型トラック,小型トラック,エンジンで収益を上げている。中国,台湾など東南アジアへの進出も積極的。 1998年ゼネラル・モーターズのトラック開発を引き受けるなど,同社との提携強化を発表したが,2006年4月資本提携を解消 (業務提携は続行) 。同年 11月からトヨタ自動車が資本参加し,業務提携を進めている。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「いすゞ自動車」の解説

いすゞ自動車

正式社名「いすゞ自動車株式会社」。英文社名「ISUZU MOTORS LIMITED」。輸送用機器製造業。昭和12年(1937)「東京自動車工業株式会社」設立。同16年(1941)「ヂーゼル自動車工業株式会社」に改称。同24年(1949)現在の社名に変更。本社は東京都品川区南大井。自動車メーカー。トラック大手。トヨタと資本提携。ディーゼルエンジンの開発・製造も。東京証券取引所第1部上場。証券コード7202。

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世界大百科事典(旧版)内のいすゞ自動車の言及

【自動車産業】より

…現在も,この3社がアメリカ市場に占める地位は圧倒的であるが,徐々に日本車を中心とする輸入車のシェアが拡大してきている。95年におけるアメリカの生産台数は1199万台で日本を抜き,メーカー別構成は,GM437万台,フォード345万台,クライスラー172万台,その後はトヨタ64万台,本田55万台,日産47万台,三菱自動車22万台,いすゞ自動車18万台と日本勢が続く。80年代以降の日本の自動車工業の海外進出ぶりを象徴する例である。…

※「いすゞ自動車」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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