共同通信ニュース用語解説 「イトーヨーカ堂」の解説
イトーヨーカ堂
東京都や神奈川県など首都圏を中心に、総合スーパー「イトーヨーカドー」を展開する。9月1日現在の国内店舗数は92店舗。セブン&アイ・ホールディングスの祖業であり、コンビニ事業の「セブン-イレブン」と並ぶ経営の両輪だった。2023年に食品スーパーのヨークと合併した。25年2月期の売上高は7647億円、純損益は337億円の赤字だった。
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東京都や神奈川県など首都圏を中心に、総合スーパー「イトーヨーカドー」を展開する。9月1日現在の国内店舗数は92店舗。セブン&アイ・ホールディングスの祖業であり、コンビニ事業の「セブン-イレブン」と並ぶ経営の両輪だった。2023年に食品スーパーのヨークと合併した。25年2月期の売上高は7647億円、純損益は337億円の赤字だった。
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スーパーマーケット業界の大手企業。1920年(大正9)東京・浅草で羊華堂洋品店として創業。第二次世界大戦後に千住(せんじゅ)に店を移した。1960年(昭和35)店舗にセルフサービスを導入、翌1961年には社長の伊藤雅俊(1924―2023)が欧米流通業界を視察して店舗のチェーン展開を開始し、スーパーとしての道を歩み出す。1965年に伊藤ヨーカ堂と改称、1971年にイトーヨーカ堂となる。1973年には、アメリカのデニーズ社と契約を結び、デニーズジャパンを設立して、フランチャイズ方式の外食産業に進出するとともに、アメリカでセブン‐イレブンを経営していたサウスランド社と提携して、日本のコンビニエンス・ストア業界の草分けとなるヨークセブン(現、セブン‐イレブン・ジャパン)を設立した。他社に先駆けてPOS(ポス)システムを導入するなど、流通革命の先端を歩み、スーパーのヨークマート設立やディスカウント・ストアのダイクマ(2013年ヤマダ電機に吸収合併)との業務提携などにより、流通分野で有力な企業グループを形成した。東日本中心であるが、堅実本位の経営と出店政策には定評があり、1991年(平成3)には、業績の悪化したサウスランド社の株式の70%を取得し、経営を支援することになった。また、2001年(平成13)にはセブン‐イレブン・ジャパンと共同で決済専門銀行であるアイワイバンク銀行(現、セブン銀行)を設立した。2005年9月持株会社セブン&アイ・ホールディングスの設立により、セブン‐イレブン・ジャパン、デニーズジャパンなどとともに、その子会社となる。資本金400億円(2016)、売上高約1兆2556億円(2016)。
[中村青志]
『イトーヨーカ堂編纂・刊『変化対応――あくなき創造への挑戦 1920―2006』(2007)』
日本の代表的スーパーマーケットの一つ。小売業界の首位を占める。1920年吉川敏雄によって東京浅草に創業された洋品店羊華堂がその前身で,40年おいの伊藤譲が譲り受けた。第2次大戦による被害で一時閉鎖したが45年12月荒川区北千住に進出して再開。48年改組して合資会社羊華堂設立。56年譲の死去で弟の雅俊が社長に就任。58年別会社として(株)ヨーカ堂(婦人・子ども服,洋品雑貨販売)を設立した。これがイトーヨーカ堂の直接の前身である(同社が1971年(株)イトーヨーカ堂(旧,川越ビル(株))に合併,(株)イトーヨーカ堂になった)。61年10月北区赤羽にチェーン第1号店を開店,スーパーとして本格的な店舗展開を始めた。当初の首都圏中心からやがて北海道,東北,そして中部から関西地区へと全国に展開している。この間,66年末には生鮮食品の販売を開始,フルラインの商品構成とした。近年はスポーツ・文化施設,旅行などのサービス事業や消費者金融にも力を入れている。関連企業も多く多部門にわたるが,なかでも日本のコンビニエンス・ストアの草分けといえるセブン-イレブン・ジャパン(株)(1973設立)やファミリーレストランの(株)デニーズジャパン(1973設立)などは業界でも有数の地位を占めている。グループの店舗にATM(現金自動預入支払機)を設置した決済業務中心のIYバンクなど金融業務にも進出。2005年9月セブン-イレブン・ジャパンと共同持株会社,セブン&アイ・ホールディングスを設立した。資本金480億円(2005年8月),売上高3兆6236億円(2005年2月期)。
執筆者:岡田 康司
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