デジタル大辞泉 「イーサリアム」の意味・読み・例文・類語 イーサリアム(Ethereum) インターネット上で流通する仮想通貨の一。本来は、仮想通貨単位イーサを運用するためのプラットホームおよび開発プロジェクトの総称。金融当局の規制を受けず、P2Pネットワークを通じて相手と直接取引を行うことができる。2014年に開発され、主に不動産や信託などの分野で利用される。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
知恵蔵mini 「イーサリアム」の解説 イーサリアム ブロックチェーンを活用してスマートコントラクト(仲介業者不要の自動取引・決済システム)を構築するプラットフォームで、仮想通貨としての側面も有する。通貨単位はイーサ(Ether)。2013年にロシアのビタリック・ブテリンが考案した。15年に正式にリリースされ、以後、順次アップデートが行われている。スマートコントラクトは様々な用途に応用が可能であることから世界的に注目を集めており、17年、JPモルガンやマイクロソフトなどの大手金融機関やIT企業などによるイーサリアムのビジネス活用に向けた企業連合「エンタープライズ・イーサリアム・アライアンス(EEA)」が設立された。18年にはイーサリアムのインフラ整備や分散型アプリケーション(DApps)開発・普及を後押しする「イーサリアム・コミュニティー・ファンド(ECF)」が創設されている。 (2018-4-3) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報