翻訳|engine
火力、水力、風力、電力などのエネルギーを、継続的に機械的エネルギーに変換する機械装置。利用するエネルギーによって、風力を利用する風車、高圧空気を利用する空気タービン、水力を利用する水車、熱を利用する熱機関、電力を利用するモーター、電子やイオンを利用する電気エンジン、化学反応などを利用する濃度差エンジンや窒素酸化物エンジンなど、種々のエンジンがある。しかし一般には、燃料が燃焼するとき放出する熱エネルギーを利用する熱機関、とくにシリンダーなど機関内部で燃料を燃焼させるもの(内燃機関)をさす。
[吉田正武]
エンジンは次の五つの要素からなる。
〔1〕作動流体 加熱部で加熱され、高温・高圧になり、熱エネルギーをエネルギー変換部まで運ぶ流体。熱容量が大きく分子量が小さいこと、有毒物質でなく入手が容易であることなどの理由で、水、空気、燃焼ガスが使用されている。また原子力発電、低温タービンなどでは、用途に適した水素、フロンなども使用される。
〔2〕加熱部 作動流体に熱を与える部分。直接作動流体(この場合、酸化剤を含むもの。ほとんどが空気)の中で燃焼させる内燃式と、外部で燃焼させ熱交換器で作動流体を加熱する外燃式とに分けられる。特殊な熱機関では、核分裂の熱、地熱、太陽熱、温かい海水の熱、排熱、爆発的でない化学反応の熱などを利用する外燃式がある。
〔3〕エネルギー変換部 作動流体からエネルギーをもらい、機械的エネルギーに変える部分。往復動ピストンとシリンダーによる往復動式、回転する羽根車による回転型、高速のガスを吹き出す反動を利用する形式などに分けられる。往復動式では一般に直線運動をクランク機構で回転運動に変換する。
〔4〕排熱部 余った熱エネルギーを作動流体から取り去る部分。変換部を通過した作動流体をそのまま排出するものと、熱交換器で外界に熱エネルギーを捨てるものとに分けられる。内燃式は前者、外燃式は後者の方式を用いている。
〔5〕圧力上昇部 熱エネルギーを失い膨張した作動流体を、初めの圧力に圧縮する部分。新鮮な作動流体を圧縮する場合と、排熱部を通過した作動流体を圧縮する場合とがある。前者の場合は作動流体が入れ替わることになり、これをガス交換という。圧縮する方法は、往復動ピストンによる場合と、回転羽根車による場合とに分けられる。特殊な形として、容積型のポンプを用いる場合もある。
エンジンのもっとも一般的な形式には、出力変換と圧縮をシリンダーとピストンで囲まれた同じ場所で行う往復動内燃機関、圧縮と出力変換を高速で回転する別々の羽根車で行う内燃式ガスタービン、ボイラーで熱交換器によって高温・高圧の蒸気をつくり回転羽根車で出力変換を行う蒸気タービンがある。そのほか、往復動ピストンを用いる蒸気機関、高速気流の反動を用いるジェットエンジンおよびロケットエンジン、擬似回転運動をするピストンを用いた内燃機関などがある。
[吉田正武]
シリンダーとピストンを組み合わせて動力を取り出す最初の考案がなされたのは、1680年オランダのクリスチャン・ホイヘンスとフランスのドニ・パパンによる火薬爆発を用いた真空機関であった。
[吉田正武]
1712年イギリスのトーマス・ニューコメンは、シリンダー中に蒸気を吹き込んでピストンを外向きに動かし、次に水で冷却して真空をつくり、大気圧によってピストンを内向きに動かして動を発生する実用蒸気機関をつくった。ニューコメンの蒸気機関は約70年の間使用されたが、熱効率はきわめて低かった。この原因が蒸発の潜熱にあることを知ったイギリスのジョゼフ・ブラックの示唆により、イギリスのジェームズ・ワットが1765年、シリンダーとは別の蒸気凝縮器をつくり熱効率を改善した。さらにワットは蒸気の圧力をピストンの両側に作用させる複動型式の蒸気機関を1774年につくり、さらにピストンの直線運動を回転運動に変える遊星歯車、回転速度を一定に保つ遠心調速機を考案し、それを使って一定回転数で回転する出力軸をもつ蒸気機関を作製し、広く使用された。この発明は、イギリスの産業革命を達成する一原因となった。しかしワットは高圧蒸気を使用しなかったため、熱効率はまだ悪く、機関は大型であった。イギリスのリチャード・トレビシックは1805年に、大気圧の2倍程度の高圧蒸気を利用する蒸気機関をつくり、熱効率の向上と機関の小型化の道を開いた。1855年には自己張出し型ピストンリングがイギリスのジョン・ラムスボトムJohn Ramsbottomにより発明され、非常に高い圧力の蒸気を用いることが可能になった。また1882年にスウェーデンのカール・グスタフ・パトリック・ド・ラバルは、1枚の羽根車にノズルより高速の蒸気を吹き付ける単段衝動型蒸気タービンをつくり、1884年にイギリスのチャールズ・アルジャーノン・パーソンズは、多数の羽根を植えた数枚の固定羽根と回転羽根車からなる多段反動型タービンをつくった。この二つのタービンは小型で大出力を得られるので、20世紀からは、船舶、火力発電所の動力源として広く使用されている。
[吉田正武]
高圧蒸気機関は材質などの原因で初期には爆発事故を起こしたが、危険な蒸気のかわりに空気を用いる熱空気機関が1817年にスコットランドの牧師ロバート・スターリングRobert Stirling(1790―1878)、1826年にスウェーデンのジョン・エリクソンによってつくられた。しかし微小な出力しか得られず、家庭の扇風機の動力源程度にしか用いられなかった。しかし1970年ごろ自動車の排出ガス規制が厳しくなり、汚染物質の少ない機関として一部でふたたび研究されたが、実用化されてはいない。
[吉田正武]
蒸気を用いて真空をつくるかわりに、ガスなどを直接シリンダー内で燃焼させ、冷却して真空をつくる大気圧機関が1824年にイギリスのサミュエル・ブラウンSamuel Brownによってつくられ、実用に供された。同じ年フランスのニコラ・レオナール・サディ・カルノーは、熱機関の基本原理(カルノー・サイクル)を明らかにし、効率向上の方向を示した。1860年にフランスのジャン・ジョゼフ・エティエンヌ・ルノアールは、高圧蒸気機関を用い、蒸気のかわりにガスと空気の混合気を供給し、電気火花で点火する実用的なガス機関をつくったが熱効率は低かった。1862年にはフランスのボー・ド・ロシャBeau de Rochasが、高効率な機関の作動原理として4行程エンジンの特許をとった。ロシャの示したサイクルは、(1)ピストン外向行程をいっぱいに使ってガスと空気の混合気を吸入し、(2)次の内向行程で十分に圧縮し、死点で点火する、(3)次の外向行程いっぱいで膨張させ、(4)次の内向行程で排気し元に戻るものである。したがって、かなり高い圧力に耐える構造を必要とするが、高圧蒸気機関の発達によって高圧内燃機関が可能となる条件は整っていた。1876年ドイツのニコラウス・アウグスト・オットーは火炎点火の4行程ガスエンジンをつくった。このエンジンは効率が高く、静かな運転が可能で、信頼性もあったので広く使用され、工場、発電所などの動力源として3000馬力程度の大きな機関までつくられた。また1881年にイギリスのデュガルド・クラークDugald Clerk(1854―1932)は、予圧ポンプで加圧されたガスと空気の混合気で燃焼ガスを掃気する2行程機関をつくり、実用に供した。クラークの機関は予圧用のポンプを必要としたが、1891年イギリスのジョセフ・デーJoseph Day(1855―1946)は、クランク室に混合気を吸入し、クランク室で予圧した混合気で掃気する2行程ガス機関をつくった。オットーの機関とデーの機関は内燃機関の主要な形式として、現在まで使用されている。
[吉田正武]
ガス機関は熱効率も高く、大出力の機関もつくられたが、燃料を簡単に運搬できないため、機関の用途は工場などの定置用が主であった。運搬の容易な液体燃料を用いる機関として、1883年ドイツのゴットリープ・ダイムラーは、ガソリンを霧吹きの原理による気化器でガス化し、熱管で点火するオットー型のガソリンエンジンをつくった。これは燃料の運搬が容易なため、自動車用として広く使用され、のちには飛行機用としても広く用いられた。またガソリンエンジンの発展には、ドイツのロバート・アウグスト・ボッシュRobert August Bosch(1861―1942)の高圧磁石発電機による火花点火装置の発明が貢献している。蒸発しにくい燃料や固体燃料を用いる方法として、空気だけをピストンで十分に圧縮し、その中に燃料を噴射し燃焼させる圧縮点火機関を1897年にドイツのルドルフ・ディーゼルが発明し、エム・アー・エヌやズルツアー社の協力によって製品化された。固体燃料は使用されないが、重油、軽油などを用いるエンジンで、しかも熱効率が高いため、大型バス、トラック、船舶、発電用などに広く使用されている。ジェットエンジンは、イギリスのフランク・ホイットルにより発明され、1941年にジェット機の初飛行に成功した。ガスタービンは1872年に試作されたが実用化されなかった。しかしその後、ジェットエンジンの発展とともに、ガスタービンが1940年ごろから実用化され、現在では軽量大出力エンジンとして使用されている。また往復動機関の振動を防止するため、回転運動によってオットー機関と同じサイクルを行わせる試みが多数行われている。1959年ドイツのフェリックス・バンケルFelix Wankel(1902―1988)は、擬似回転機関であるバンケルエンジンを考案し、日本でのみロータリーエンジンとして実用化され自動車の一部で使用されている。
[吉田正武]
エンジンは使用燃料、作動原理によって次のように分類される。
〔1〕ガス機関 石炭ガス、溶鉱炉ガス、コークス炉ガス、木炭ガス、発生ガス、石油ガス、天然ガスなどの気体燃料を使用する主として往復動機関で、内燃機関発達の初めから使用された。製鉄所などガスが容易に得られるところで使用される。また石油ガスは20世紀中ごろから自動車用として用いられ、20世紀末ごろから天然ガスが環境にやさしい燃料として発電用や自動車用として用いられている。さらに環境に害がない燃料として水素の利用が研究され、21世紀に入って水素を利用する自動車が限定的に市販されている。
〔2〕ガソリンエンジン 気化の容易なガソリンを燃料とするエンジンである。ガソリンは気化器で気化させるか、シリンダー内または吸気管に噴射するかの二つの方法で供給されるが、排気規制に対応するために、供給燃料量の精密な制御が可能な噴射が主になった。電気火花で点火する。点火前に混合気は10気圧以上に圧縮され、点火後30気圧程度になる。小型軽量高出力の機関として自動車、小型航空機などに広く使用されている。
〔3〕ディーゼルエンジン 気化の悪い石油燃料を40気圧程度まで圧縮した高温空気中に噴射して自己発火させる内燃機関である。大型バス、トラック、船舶用として広く使用され、とくに船舶用として高度に発達した高熱効率、高出力のディーゼルエンジンが用いられている。また、20世紀末ごろから、地球温暖化対策に優位であるとして、乗車用にも使用が広がっている。
〔4〕焼き玉機関 ディーゼルエンジンと同じ石油燃料を用いる内燃機関。圧縮はガソリンエンジンより少し高い程度である。燃焼室の一部を高温に加熱し、そこに燃料を噴射して燃焼させる。構造が簡単で低価格であり、保守も容易で小型船舶などに使用されていたが、熱効率は低く、単位出力当りの重量が大きいため、20世紀中ごろから小型ディーゼルエンジンがかわりに使用されている。
〔5〕石油機関 石油燃料のなかで比較的気化の容易な灯油、軽油を用いて気化器で気化させ、電気火花で点火する機関である。気化を促進するために燃焼室などにくふうがある。取扱いが容易で価格も安いため、農業用、工業用、小型船舶用などに使用されている。しかし熱効率がガソリンエンジンより低いため、ほとんど小型ガソリンエンジンにかわった。
〔6〕ガスタービン 高温の燃焼ガスをタービンで出力に変換する機関で、空気を圧縮するために回転型の圧縮機を利用するものがほとんどである。圧縮機、タービンともに回転型のものは、多量の空気を通過させ、軽量で大出力が得られるため、高速の船舶用、緊急の発電用などに使用されている。20世紀末ごろから、環境問題対応として、発電用ガスタービンの排気で蒸気を発生させ、その蒸気で蒸気タービンを動かして両方の機関で発電する高効率のコンバインドシステムと、蒸気をそのまま熱源として利用するきわめて高効率のコ・ジェネレーションシステムの利用が広まっている。
〔7〕ジェットエンジン 航空機用に第二次世界大戦末に開発され、高速機、大型機に最適なため急速に発展した。一般には、ガスタービンの出力取り出し用のタービンを取り除き、高速でガスを吹き出し、その反動を推進力として用いるものをジェットエンジンという。一方、燃料と酸化剤または燃料と酸化剤を混合して固めた推進剤をもち、燃焼室で燃焼させ高速気流をつくるロケットエンジンもジェットエンジンの一種であり、宇宙航行用の主力機関である。また推進力は小さいが長時間運転できるイオン噴流を用いるイオンエンジンもロケットエンジンであり、長時間の宇宙航行用として実用的であることが2010年に示された。
〔8〕蒸気タービン 高温高圧の蒸気の熱エネルギーをタービンで出力に変換するもので、一般に水蒸気を用いるものをいう。近年は、低温熱源を用いるために、フロンなどの蒸気を用いるものなどが開発されている。蒸気をつくる際にボイラーなど大型の装置を必要とするため、おもに発電用、大型船舶用などに用いられている。
〔9〕ロータリーエンジン 完全に回転運動だけを用い、圧縮、点火、膨張を行わせるものが多く考案されたが、気密性の悪さなどから実用にはなっていない。バンケルの考案した偏心軸をもつ三角形の回転体で圧縮、点火、膨張を行わせる擬似回転機関が日本で実用化され、ロータリーエンジンとして使用されている。
[吉田正武]
往復動式の4行程ガソリンエンジンは、自動車用、オートバイ用、小型飛行機用、小型の汎用エンジンとして圧倒的な数が使用されている。クランク室圧縮の2行程ガソリンエンジンも、オートバイ用の一部、汎用としてかなり多くの数が使用されている。また4行程ディーゼルエンジンは、大型バス、トラック、中・小型船舶、中・小型の自動車から小型の汎用にまで使用され、2行程の掃気ポンプ付きのディーゼル機関も大出力の大型船舶用として主力になっている。大規模な火力発電所、大型船舶の一部には大出力の蒸気タービンやガスタービンが用いられており、21世紀に入ってからガスタービンと蒸気タービンを複合したコンバインドシステムが主になりつつある。大型、高速の航空機用としてジェットエンジンが主力となっており、また宇宙空間を飛ぶためなどにロケットエンジンが使用されている。
これらのエンジンは構造、効率、性能の面で適材適所の位置を占めており、発達の限界に近づきつつあるようにみえる。今後も大きな変化はないものと思われるが、1970年代には排気浄化と石油資源枯渇の予想がエンジン改良と熱効率向上のきっかけとなり、エンジンの細部にわたる修正、各部の調整と相互のバランスをとる努力により、とくにガソリンエンジンの改良がなされた。しかし排気浄化対策は、4行程ガソリンエンジンではほぼ解決し、ディーゼルエンジンでは解決に近づいているが、とくに2行程ガソリンエンジンでは解決できずに使用されなくなってきており、ジェットエンジンとともにその将来に暗い影を投げかけている。
一方、熱効率の大幅な向上を目的とし、より高温の燃焼ガスを利用するために、金属以外の新しい材料、たとえばセラミックスを使用したエンジンなどの開発が進められている。しかし、単純に高温の燃焼ガスを利用するのは、排気浄化とは相反するものである。排気浄化と高い熱効率を得るために新しい材料を用い、点火、燃料供給、化学的な排気処理などの精密な調整機構をもったエンジンになるであろうが、構造上では現在と同じ往復動内燃機関とガスタービン、ジェットエンジン、ロケットエンジンが利用されると思われる。燃料は炭素含有量の少ない天然ガスや、合成燃料や炭素を含まない水素にかわるであろう。2種類以上のエンジンを組み合わせたコンパウンドエンジンやコンバインドシステムも、高い熱効率を得るために利用されるだろう。
また高いエネルギー密度の蓄電池が開発、実用化されるか、容易に自動車などに電気エネルギーを供給する方法が開発されれば、電気モーターが主動力源になり、電気自動車がエンジンをもつ自動車のかわりに利用されることも考えられよう。
[吉田正武]
『五味努監修『自動車工学全書4 ガソリンエンジン』(1980・山海堂)』▽『富塚清著『内燃機関の歴史』新改訂版(1984・三栄書房)』▽『H・W・ディキンソン著、磯田浩訳『蒸気動力の歴史』(1994・平凡社)』▽『熊谷清一郎著『エンジンの話』(岩波新書)』▽『John Robert DayEngines ; The Search for Power (1980, The Hamlyn Publishing Group Ltd.)』
日本語のエンジンという言葉は内燃機関の意味に使われることが多いが,さらに内燃機関と類似の働きをする種々の原動機に対する呼名としても広く使われており,厳密な定義はむずかしい。engineの日本語訳は,機関または発動機で,機関が種々の動力発生装置一般に対する総称として使われるのに対し,発動機は内燃機関に限定して使われ,したがって術語になった場合も,例えば内燃機関であるガソリンエンジンに対してはガソリン機関,ガソリン発動機という言い方がされ,一方,外燃機関であるスチームエンジンは蒸気機関と称されても蒸気発動機と訳されることはない。このように,機関,発動機という言葉はそれぞれの意味も比較的明りょうであるが,エンジンという言葉が多用されるようになるにつれて,その使い分けがあいまいになってきている。
英語のengineという言葉も,時代によって使われ方に変遷がある。engineは〈精巧な〉という意味のingeniousから転訛(てんか)したもので,蒸気機関が出現するまでは機械の装置や機構一般のことを意味しており,現在でもengineにはこの意味もある。例えば,今でも消防車のことをfire engineと呼ぶのはそのなごりといえよう。steamengine(蒸気機関)の広範な普及に伴い,19世紀には,単にengineといえば,蒸気機関のことを指すまでになった。その後,新しく開発,実用化された各種の原動機に対しても,engineという言葉が使われたが,日本語のエンジンと同様,とりわけ内燃機関に対してよく用いられるのは,現代の内燃機関が,かつての蒸気機関の役割とイメージを最もよく受け継いでいることにも無関係ではなさそうである。
執筆者:酒井 宏
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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