エンタブラチュア(英語表記)entablature

翻訳|entablature

デジタル大辞泉 「エンタブラチュア」の意味・読み・例文・類語

エンタブラチュア(entablature)

古代ギリシャ・ローマ建築で、柱で支えられる水平材の総称。3部分からなり、下から順に、アーキトレーブフリーズコーニスとよぶ。
流出したマグマ上面空気下面大地の二方向から冷却固結して柱状節理を形成する際、中間節理面が合致せず、不規則に曲がったり、波模様になったりした部分。

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精選版 日本国語大辞典 「エンタブラチュア」の意味・読み・例文・類語

エンタブラチュア

〘名〙 (entablature) 古代ギリシア・ローマ建築で、柱で支えられる水平材の総称。アーキトレーブ・フリーズ・コーニスの三部分からなる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エンタブラチュア」の意味・わかりやすい解説

エンタブラチュア
entablature

建築用語。おもに古典建築で柱の上に架した梁部をいう。下からアーキトレーブ,フリーズ,コーニスの3部分より成る。ドーリスイオニア,コリント各様式に特色がみられる。

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世界大百科事典(旧版)内のエンタブラチュアの言及

【ギリシア美術】より

…その上に桁に相当するアーキトレーブ(エピステュリオン),小壁に相当するフリーズ(ディアゾマ),壁面より突き出たコーニス(ゲイソン)をのせる。これら,柱の上にのる構造物全体をエンタブラチュアと呼ぶ。エンタブラチュアの形は,初期の木造屋根の構造に由来している。…

※「エンタブラチュア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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