オリンピック旗(読み)オリンピックき

精選版 日本国語大辞典 「オリンピック旗」の意味・読み・例文・類語

オリンピック‐き【オリンピック旗】

  1. 〘 名詞 〙 オリンピックに用いる旗。白地に青、黄、黒、緑、赤の五つの輪を組み合わせたもので、五大陸を表わし、世界の平和を意図する。クーベルタン考案で、一九二〇年以来用いる。五輪旗

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「オリンピック旗」の意味・わかりやすい解説

オリンピック旗【オリンピックき】

1914年クーベルタンが考案した旗。オリンピックを通じて五大陸の平和と協力を表す5色の輪を中央におくので,五輪旗とも呼ばれる。白地の布に青・黄・黒・緑・赤の5色の輪をW字型に組み合わせたもの。この5色は当時の世界の国旗の基本色を取り入れたもので,五大陸との間に特別の関係はない。1920年のアントワープオリンピックで初めて掲揚され,以後オリンピックのシンボルとして開催都市に順次引き継がれている。
→関連項目オリンピック憲章

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オリンピック旗」の意味・わかりやすい解説

オリンピック旗
オリンピックき
Olympic flag

オリンピック競技大会期間中,競技場内のメインポールに掲揚され,あわせて競技場とその周囲に参加国の旗と交えて多数掲げられる旗。開会宣言と同時に掲揚され,閉会式終了時に降納される。旗は白地に縁をつけず,左側上位,旗竿に近い位置から順に青,黄,黒,緑,赤の五つの輪を組み合わせたオリンピック・シンボルを置く。1914年国際オリンピック委員会 IOC創立 20周年記念式典に,ピエール・ド・クーベルタンが自己の創案により,パリボン・マルシェ百貨店でつくらせた旗を初めて披露,6月15日の式典会場に掲げられた。1920年第7回アントワープ・オリンピック競技大会に掲揚され,以後オリンピック開催都市に引き継がれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のオリンピック旗の言及

【オリンピック】より

…オリンピック競技大会Olympic Gamesの略称。日本では〈五輪〉とも表記する。国際オリンピック委員会International Olympic Committee(略称IOC)が主催する国際総合スポーツ大会。各国(地域を含む)のオリンピック委員会National Olympic Committee(略称NOC)が参加し,競技はそれぞれの国際競技連盟International Sport Federation(略称IF)が管理する。…

※「オリンピック旗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android