サイバーテロ(読み)さいばーてろ

デジタル大辞泉 「サイバーテロ」の意味・読み・例文・類語

サイバーテロ

cyberterrorismから》コンピューターネットワーク上で行われる破壊活動。特に社会インフラに深刻なダメージを与えることや、国の安全保障に関わる悪質な犯罪をさす。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「サイバーテロ」の解説

サイバーテロ

インターネット上の大規模な破壊活動のこと。社会的な統制機能に打撃混乱を与えるような深刻かつ悪質なものを呼ぶ。サイバーとは、コンピューターネットワークに関するという意味。サイバネテックスの略。物理的な破壊ではなく、サイト上のデータの書き換えや破壊、コンピューターウイルスの大規模な配布、サーバー通信回線をパンクさせて停止に追い込むなど様々な手口がある。アメリカではFBICIA、軍などが中心となって大掛かりな対策が講じられている。日本でも警察庁が「サイバーフォース」を編成したほか欧州評議会が2001年にサイバー犯罪条約を採択し、日本も審議にはオブザーバーとして加わり、署名をした。

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知恵蔵 「サイバーテロ」の解説

サイバーテロ

ネットワークを利用して行われるテロ行為。厳密な定義は存在しないが、コンピューター・ウイルス不正アクセスなどを利用してサーバーのサービス提供を不可能にする、データ改ざんを行うといった破壊行為のうち、政治、宗教的信条に基づいて実行されるものを指すと解される。政府関連のサーバーのほか、報道機関地方公共団体が被害に遭うことが多いが、ときに中小企業や個人のウェブサイトも標的にされる。

(斎藤幾郎 ライター / 西田宗千佳 フリージャーナリスト / 2007年)

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IT用語がわかる辞典 「サイバーテロ」の解説

サイバーテロ

インターネットなどのコンピューターネットワークを通じて行われる大規模な破壊活動。情報技術関連のインフラに甚大かつ深刻な被害をもたらしたり、国防上の重要なコンピューターシステムを破壊したりする犯罪行為を指す。◇「サイバーテロリズム(cyberterrorism)」から。「サイバー攻撃」ともいう。

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情報セキュリティ用語辞典 「サイバーテロ」の解説

サイバーテロ

コンピュータ・ネットワークを通じて行うテロ行為。

出典 教育ネットワーク情報セキュリティ推進委員会(ISEN)情報セキュリティ用語辞典について 情報

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