サハリン2(読み)サハリンツー(その他表記)Sakhalin two

デジタル大辞泉 「サハリン2」の意味・読み・例文・類語

サハリン‐ツー(Sakhalin two)

ロシアサハリン島北東部沖にあるピルトン‐アストフスコエ鉱区、ルンスコエ鉱区を対象とする大規模な資源開発事業。採掘した石油・天然ガスを同島南部のアニワ湾までパイプラインで運び、アジア太平洋地域へ輸出する。
[補説]1990年代にエリツィン政権下で、日本企業2社を含む外資主導で開発が始まり、プーチン政権下でロシア政府系企業ガスプロムが参加。2009年にLNG液化天然ガスプラント稼働を開始した。LNGの生産量は年間960万トンで、その約6割を日本に輸出。

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共同通信ニュース用語解説 「サハリン2」の解説

サハリン2

ロシア極東サハリンでの石油・天然ガス開発事業。2008年に原油の通年生産を始め、09年に液化天然ガス(LNG)輸出を開始した。ロシア政府系ガス大手ガスプロムと英石油大手シェル三井物産三菱商事が参画し、シェルはロシアのウクライナ侵攻後に撤退を表明した。LNGの年間生産能力は1千万トン程度とされ、日本はうち約600万トンを輸入。日本との距離が比較的近く、輸送費を抑えられる利点があり、国内の電力・都市ガス会社が調達している。(共同)

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