ゼネコン

精選版 日本国語大辞典 「ゼネコン」の意味・読み・例文・類語

ゼネ‐コン

〘名〙 (general contractor から) 土木から建築まで一括して請け負う、大手の総合建設会社。〔欠陥住宅の見わけ方(1974)〕

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デジタル大辞泉 「ゼネコン」の意味・読み・例文・類語

ゼネ‐コン

《general contractorの略》土木・建築工事の一切を請け負う、大手の総合建設業者。

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百科事典マイペディア 「ゼネコン」の意味・わかりやすい解説

ゼネコン

general contractorの略で大手総合建設業者をさす。建設業は多くの工事部門から構成されるので,大規模な工事になるほど資本力,技術にすぐれる大手業者が元請として受注し,多くの専門業者が重層的に下請関係をなす傾向が強い。1993年,政治家へのやみ献金が発覚し,業界の談合体質や政・官との癒着構造などが問題となった。なお,バブル期に取得した資産の不良資産化,公共事業削減,銀行の救済放棄等が原因で,その多くが経営不振に陥り,1990年代後半に入って倒産も目立っている。
→関連項目モラル・ハザード

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世界大百科事典(旧版)内のゼネコンの言及

【建設業】より


[特色]
 建設工事の種類,規模,工事場所が千差万別で,また近年,機械化,工場生産化がすすんでいるとはいえ,依然労働集約的色彩が強いため,建設業は,地場業者,専門業者をはじめとする中小零細企業の存立条件があり,業者数は約55万と膨大である。その一方,高度の技術と大資本を必要とする大工事も多数あるので,ゼネコン(ゼネラル・コントラクターの略)と呼ばれる大手総合建設業者も並存するわけであるが,〈大手5社〉(清水建設,鹿島建設,大成建設,大林組,竹中工務店)のシェアは合計でも1割に満たない。欧米にはこうした総合建設業者は少なく,特定の分野だけを対象とする業者がほとんどである。…

※「ゼネコン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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