ディーエヌエー(読み)でぃーえぬえー(その他表記)DeNA Co., Ltd.

デジタル大辞泉 「ディーエヌエー」の意味・読み・例文・類語

ディー‐エヌ‐エー(DeNA)

携帯電話スマートホン向けのソーシャルゲームをはじめ、モバイルコマースなどの電子商取引を主な事業領域とする日本企業。平成11年(1999)設立。携帯電話向けのポータルサイトモバゲーを運営する。

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共同通信ニュース用語解説 「ディーエヌエー」の解説

ディー・エヌ・エー(DeNA)

1999年設立のIT大手。ネットオークション事業から出発し、携帯電話やスマートフォン向けのゲームサイト運営を主力事業として業績を伸ばした。プロ野球横浜ベイスターズを子会社化して、球団運営も手掛けている。最近では、任天堂との提携ほか自動運転への投資など事業の多角化を進めている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ディーエヌエー」の意味・わかりやすい解説

ディー・エヌ・エー(株)
でぃーえぬえー
DeNA Co., Ltd.

スマートフォンやパソコン向けゲーム事業を主力とするインターネット関連企業。略称DeNAヘルスケア、自動車(オートモーティブ)、スポーツ関連事業も行い、傘下にプロ野球球団の横浜DeNAベイスターズやプロバスケットボールチームの川崎ブレイブサンダースを抱える。

 実業家の南場智子(なんばともこ)(現会長、1962― )が1999年(平成11)、ネットオークション事業を行うディー・エヌエーとして創業。社名遺伝子DNA)と電子商取引(eコマース)を組み合わせた造語である。2006年(平成18)に、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上で利用者同士が協力したり戦ったりして遊ぶ携帯電話用ゲームサイト「モバゲータウン」(現、モバゲー)の提供を開始。利用は原則無料であるが、ゲームを有利に進めるには有料アイテムを購入しなくてはいけないビジネスモデルが人気をよび、会社は急成長した。他社との提携に積極的で、スマートフォン(スマホ)用アプリとして任天堂(にんてんどう)と提携した「どうぶつの森 ポケットキャンプ」、ポケモンと共同開発した「ポケモンマスターズ」などのゲームを提供している。ネットを活用した新規事業にも積極的で、簡易遺伝子検査やAI(人工知能)を使った創薬などのヘルスケア事業のほか、SOMPO(ソンポ)ホールディングスと提携したカーシェアリング・カーリースやタクシー配車アプリの提供、NTTドコモやヤマト運輸、日産自動車と提携した自動運転などの自動車関連事業に取り組んでいる。スポーツ事業では2011年に横浜ベイスターズ、2016年に横浜スタジアム、2017年に川崎ブレイブサンダースを買収。2013年には、廃部となったヱスビー食品陸上競技部を受け入れ、陸上チーム「DeNAランニングクラブ」を創設した。一方、2016年に医療情報などのキュレーション(まとめ)サイトなどで数多くの著作権侵害や虚偽の情報掲載が発覚し、サイトは閉鎖に追い込まれた。2017年に小学館と提携し、発信情報の編集・校閲機能を充実させてサイトの一部を再開した。本社東京都渋谷区。資本金103億9700万円、連結売上高1241億円、従業員1502人(2019年3月)。

[矢野 武 2019年12月13日]

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「ディーエヌエー」の解説

ディー・エヌ・エー

正式社名「株式会社ディー・エヌ・エー」。英文社名「DeNA Co., Ltd.」。サービス業。平成11年(1999)設立。本社は東京都渋谷区渋谷。電子商取引サイト運営会社。オークションサイト「ビッダーズ」「モバオク」が主力ブランド。ほかに携帯ゲームサイト「モバゲータウン」などを手がける。東京証券取引所第1部上場。証券コード2432。

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