デジタル大辞泉
「デファクトスタンダード」の意味・読み・例文・類語
デファクト‐スタンダード(de facto standard)
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デファクトスタンダード【de facto standard】
出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報
デファクトスタンダード
「事実上の標準」。ISO、JISといった国内外の標準化機関が定めていないにもかかわらず、市場競争の結果、グローバルスタンダードが成立していること。逆に、標準化機関などによって定められた規格をデジュリスタンダードという。メーカー独自の技術や仕様を使った製品が市場により多く普及することによって、他のメーカーの製品もその規格に対応するようになり、その規格が事実上の標準となる。製品がデファクトスタンダードを確立すると、製品の国際競争力が付いて市場が大幅に拡大し、大きな利潤を得られる。例としては、通信規格のTCP/IP、Windows OS、Blu-ray、メモリーカード市場でのSDカードなどが挙げられる。
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世界大百科事典(旧版)内のデファクトスタンダードの言及
【電子情報の国際標準】より
…こうしてその製品の技術仕様が〈事実上〉の標準となることがある。これをデファクト標準(デファクトスタンダード)という。かつて汎用コンピューターが利用の中心であった時代では,その大半のシェアを占めていたIBM社の打ち出す技術仕様がデファクト標準であった。…
※「デファクトスタンダード」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」