フェイスブック

共同通信ニュース用語解説 「フェイスブック」の解説

フェイスブック

現最高経営責任者(CEO)のマーク・ザッカーバーグ氏らが、米ハーバード大生時代の2004年に設立。近況や写真を投稿し、情報を交換できる会員制交流サイト(SNS)サービスを手掛け、21年9月末時点の月間利用者数は世界で29億人を超える。スマートフォンなどで主にメッセージを添えた写真を共有できるアプリインスタグラム」や通信アプリ「ワッツアップ」をグループ内に抱え、「GAFA」と呼ばれる米巨大IT企業の一角を占める。(ニューヨーク共同)

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百科事典マイペディア 「フェイスブック」の意味・わかりやすい解説

フェイスブック

アメリカインターネットサイト。2004年,ハーバード大の学生マーク・ザッカーバーグが学生サービスを目的として創設,06年に一般にも公開され,またたく間に豊富なアプリケーションや情報共有機能を備えたソーシャルメディアソーシャルネットワークに急成長した。「友達や同僚,同級生,仲間たちと交流を深めること」を目的としているのが特徴で,実生活で連絡を取り合ったり交流している人とのコミュニケーションに主眼が置かれている。10年末から11年にかけて中東で始まったジャスミン革命で,民主化運動の連絡網として用いられたとされ,ソーシャルメディアの威力を世界に知らしめることになった。11年秋に,ニューヨークから始まった,格差社会グローバリズムに反対する反格差社会運動オキュパイ・ムーブメントにも,フェイスブックが用いられたとされている。全世界で5億人をこえるユーザーが存在するといわれ,中国でも,フェイスブックを通じて,民主化要求のデモが呼びかけられた。フェイスブックの利用者数は,11年末で約8億4500万人,12年3月末で9億100万人といわれ依然として利用者数は増加を続けている。12年5月には,米国ナスダック市場に株式を上場。10年に一度の大型上場ともてはやされたが,上場後公募価格を割り込む安値更新を続けて投資家の期待を裏切る結果となった。
→関連項目アノニマスウェイボツイッター

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フェイスブック」の意味・わかりやすい解説

フェイスブック
Facebook

アメリカ合衆国の企業メタ Metaが運営する世界最大のソーシャルネットワーク・サービス SNS。2004年にハーバード大学の学生マーク・ザッカーバーグダスティン・モスコビッツ,クリス・ヒューズによって設立された。本社はカリフォルニア州メンローパーク。フェイスブックは 2021年時点で約 30億人のユーザーを抱え,約半数が毎日このサービスを利用しているとされる。
サービス利用者は自己紹介文を作成し写真を掲載して登録を行ない,既存のネットワークに加入したのち,新たなネットワークをスタートさせる。会員は当初ハーバード大学の学生に限定されていたが,段階的に,すべての大学生,高校生,13歳以上へと開放された。サイトには利用者の自己紹介スペースの「ウォール」,利用者が友人に居場所や状況を通知できる「ステイタス」,友人の情報変更を利用者に知らせる「ニュースフィード」などがある。2006年9月には,電子メールアドレスをもっていれば居住地域のネットワークに参加できるようになった。2008年6月,ソフトウェアコードの一部をオープンソースにした。2011年9月,利用者が書き込んだすべての情報に,より簡単にアクセスできる「タイムライン」を導入。2012年10月には全世界での利用者数が 10億人を突破した。
ザッカーバーグは 2004年,ベンチャー・キャピタルから融資を受け,新会社の CEO兼社長に就任。2006年ヤフーからの 10億ドルでの買収提案を退けたが,2007年にはマイクロソフトが 2億4000万ドルで株式の 1.6%を保有,その 2年後にはデジタル・スカイ・テクノロジーズが 2億ドルで 1.96%を保有した。2008年時点のザッカーバーグの資産総額は約 15億ドル。2012年5月,ナスダックに株式を上場した。2021年10月,社名をメタ・プラットフォームズ Meta Platforms(通称「メタ」)に変更することを発表。この社名変更は,ユーザーが仮想現実環境で交流するメタバースを重視する方針を反映したものである。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「フェイスブック」の意味・わかりやすい解説

フェイスブック
ふぇいすぶっく
Facebook

世界規模で利用されるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)サイトのひとつ。2004年にアメリカでスタートし、2008年(平成20)には日本語版も開設された。当初は学生のみの参加であったが、2006年以降は一般にも開放されて、だれでも使うことができるようになっている。インターネットに接続したパソコンや携帯電話などからアクセスする。

 「友達や同僚、同級生、仲間たちと交流を深めること」を目的としているのが特徴の一つ。新たな出会いを求めることもできるが、むしろ実生活で交流している人とのコミュニケーションに主眼が置かれている。パソコンのアドレス帳に入っているメールアドレスを使ってユーザー検索したり、同級生や同窓生、同僚を捜したり、趣味や地域でも検索できるなど、実社会のコミュニティの延長線上にあるSNSといえる。

[編集部]

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パソコンで困ったときに開く本 「フェイスブック」の解説

フェイスブック

⇨Facebook

出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本パソコンで困ったときに開く本について 情報

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