出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
化学分野では,触媒活性を増強する物質を意味し,分子生物学分野では転写の際にRNAポリメラーゼが結合し,mRNAの合成を開始するDNA上の配列をさす.転写開始点の上流数十塩基内にある.真核生物の多くの遺伝子では,TATAボックスやCAATボックスとよばれる特徴的なプロモーター配列がある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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…結果として,鋳型DNAに対し相補的な塩基配列をもつRNAが合成される(遺伝情報の転写)。反応過程は,まずDNA上のRNA合成開始を指令する塩基配列部位(プロモーター)に酵素が結合し,DNAの二重らせん構造を局所的にほどいて,DNAの一方の鎖を鋳型にRNAが合成される。RNA鎖の伸長の方向は5′末端側から3′末端側へ向けて起こる(この方向性については〈核酸〉の項目を参照)。…
…(2)タンパク質のアミノ酸配列に対応する塩基配列より5′末端側に,その発現を調節する塩基配列がある。(3)転写酵素(RNAポリメラーゼ)は,調節部位のうちプロモーターpromoterと呼ばれる部位を認識し,その下流(3′末端側)のある地点より,DNAと対応する塩基配列をもつmRNAを5′末端から3′末端の向きに合成する。(4)しかし転写が行われるためには,ほかにDNAのプロモーター部位にキャップ(CAP)タンパク質が結合しており,オペレーター部位にリプレッサーrepressorというタンパク質が結合していないことが条件である。…
※「プロモーター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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