ボギー車(読み)ボギーシャ

デジタル大辞泉 「ボギー車」の意味・読み・例文・類語

ボギー‐しゃ【ボギー車】

bogie》二軸四輪などの台車二組の上に車体を載せた鉄道車両。各台車は別々に回転するため、線路カーブを容易に通過できる。

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精選版 日本国語大辞典 「ボギー車」の意味・読み・例文・類語

ボギー‐しゃ【ボギー車】

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] bogie訳語 ) ボギー式車両
    1. [初出の実例]「東海道鉄道成るに及び百人乗八輪『ボギー』車を英国より購入」(出典:逓信史要(1898)〈逓信省編〉三)

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百科事典マイペディア 「ボギー車」の意味・わかりやすい解説

ボギー車【ボギーしゃ】

鉄道車両の形式一つ中心部の心皿により,車体の方向とは独立に曲線部などを走れるようにした台車ボギー)を使用したもの。通常2軸。
→関連項目路面電車

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改訂新版 世界大百科事典 「ボギー車」の意味・わかりやすい解説

ボギー車 (ボギーしゃ)

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世界大百科事典(旧版)内のボギー車の言及

【台車】より

…初期の鉄道車両には,車体にばねを介して輪軸を直接取り付けた固定軸車両が用いられた。しかし,2軸固定式の四輪車では曲線通過性能と走行性能の面から車体長に限界があるため,車両の大型化が必要となると,車体に対して回転の自由度をもたせた台車(ボギーbogie台車)を2組用いた車両(ボギー車)が生まれた。また車体長の短い2軸車でも走行安定性を向上させるため,輪軸と車体の間にはある程度の相対運動(前後,左右方向)が可能な構造が採られるようになってきている(これを1軸台車と呼ぶことがある)。…

※「ボギー車」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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