共同通信ニュース用語解説 の解説
ロサンゼルス・エンゼルス
1961年創設。73年にノーラン・ライアンがノーヒットノーランを2度達成。マイク・ソーシア監督就任3年目の2002年にワールドシリーズ初制覇。04年以降は6度地区優勝し、昨季は80勝82敗の2位。日本選手は
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1961年創設。73年にノーラン・ライアンがノーヒットノーランを2度達成。マイク・ソーシア監督就任3年目の2002年にワールドシリーズ初制覇。04年以降は6度地区優勝し、昨季は80勝82敗の2位。日本選手は
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アメリカのプロ野球球団。アメリカン・リーグ所属(西地区)。フランチャイズをカリフォルニア州アナハイムに置き、エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイムを本拠地としている。球団名の変遷は、ロサンゼルス・エンゼルス(1961)―カリフォルニア・エンゼルス(1965)―アナハイム・エンゼルス(1997)―ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム(2005)―ロサンゼルス・エンゼルス(2016)。
アメリカン・リーグの球団数拡張が行われた1961年に新球団として誕生。1965年からはフランチャイズ名を州名に改めた。当初は優勝争いに食い込めないうえに球場もロサンゼルス・ドジャースのドジャー・スタジアムなどを間借りしていたが、1966年に現本拠地がアナハイム・スタジアムの名称で開場。1969年に両リーグ2地区制が導入されると西地区に配属され、1972年にはニューヨーク・メッツから5714奪三振の通算最多記録保持者ノーラン・ライアンを補強。快速球から「カリフォルニア・エクスプレス」とよばれ、看板スターとして人気を集めた。そのライアンが在籍した最後の年となった1979年に球団史上初の地区優勝。人気と実力を兼ね備えた強打者レジー・ジャクソンを獲得した1982年に2回目の地区優勝。さらに、ジャクソンの在籍最終年となった1986年にも地区優勝した。しかし、いずれの年もプレーオフで敗退し、リーグ優勝はならなかった。両リーグ3地区制が導入された1994年からも西地区所属。1997年からウォルト・ディズニー・カンパニーが経営に参画し、球団名をアナハイム・エンゼルスに改称。翌1998年には球場もリニューアルして名称をエディソン・インターナショナル・フィールド・オブ・アナハイムとした。2000年にマイク・ソーシアが監督に就任。生え抜き選手を軸にして巧みにチームをまとめ、2002年リーグ優勝し、サンフランシスコ・ジャイアンツとのワールド・シリーズも最終第7戦を制して、初の「世界一」となった。2003年5月には、ディズニー社が球団経営から撤退し、アルトゥロ・モレノArturo Moreno(1946― )が新オーナーに就任。大リーグ史上初のヒスパニック系オーナーが誕生した。球場名をエンゼル・スタジアム・オブ・アナハイムに変更した2004年に4回目の地区優勝をしたが、ディビジョン・シリーズで敗退。球団名を変更した2005年はリーグ・チャンピオンシップ・シリーズで敗退となった。
[山下 健]
2006年は2位に終わったが、翌2007年は打線の主軸ウラジミール・ゲレーロなどの活躍で6回目の地区優勝。しかし、ディビジョン・シリーズで敗退した。2008年には抑え投手のフランシスコ・ロドリゲスFrancisco Jose Rodriguez(1982― )が大リーグ記録のシーズン62セーブを記録し、チームとしても球団新記録のシーズン100勝をマーク。2008年、2009年も地区優勝し、2009年はリーグ・チャンピオンシップ・シリーズまで進んだが、ニューヨーク・ヤンキースの前に敗退した。2011年には走攻守を兼備した2010年代最高の選手マイク・トラウトMichael Nelson "Mike" Trout(1991― )がデビュー。トラウトは2012年に史上最年少での30本塁打・30盗塁を達成し、史上18人目の満票での新人王に輝き、リーグ最優秀選手(MVP)投票でも2位となって一気にスター選手として頭角を現した。2017年12月には日本のプロ野球からポスティングを経て大谷翔平が加入し、2018年に投打の二刀流選手として初の新人王を獲得。トラウトは2014年、2016年、2019年、大谷は2021年、2023年にリーグMVPを受賞するなど大リーグを代表するスーパースター2人を擁しながら、球団は2014年に地区優勝して以降、ポストシーズン進出を果たせていない。トラウトとは2019年に総額で当時の大リーグ史上最高額となる12年4億2650万ドルの大型契約を結んだが、2023年のオフシーズンにFA(フリーエージェント)となった大谷とは再契約することができず、大谷は総額ではプロスポーツ史上最高額となる10年7億ドルという巨額の契約で、同じロサンゼルス都市圏にフランチャイズを置くロサンゼルス・ドジャースに移籍した。
なお、日本人選手では、投手の長谷川滋利(しげとし)(1997~2001)、高橋尚成(ひさのり)(2011~2012)、田澤純一(たざわじゅんいち)(2018)、外野手の松井秀喜(ひでき)(2010)、投手/指名打者の大谷翔平(2018~2023)がプレーした。
1961年から2023年までの通算成績は、4958勝5016敗、地区優勝9回、リーグ優勝1回、ワールド・シリーズ優勝1回。
[大冨真一郎 2024年10月17日]
(2017-12-12)
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