三菱UFJ銀行(読み)みつびしユーエフジェーぎんこう(英語表記)MUFG Bank, Ltd.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三菱UFJ銀行」の意味・わかりやすい解説

三菱UFJ銀行
みつびしユーエフジェーぎんこう
MUFG Bank, Ltd.

三菱UFJフィナンシャル・グループの基幹銀行。2006年1月東京三菱銀行UFJ銀行が合併し,三菱東京UFJ銀行として発足。2018年4月,現行名に変更。両行持株会社は 2005年10月1日に経営統合し,総資産が当時約 200兆円と世界最大,口座数約 4000万に達する三菱UFJフィナンシャル・グループが誕生した。三菱東京UFJ銀行も同日発足するはずだったが,金融庁からシステム統合の準備が不十分と指摘され,3ヵ月延期された。東京三菱銀行は首都圏地盤とし,三菱グループなどの大企業取り引きに強い一方で,旧三和銀行,旧東海銀行が合併した UFJ銀行は大阪,名古屋を地盤とし,中小企業取り引きに強く,相互補完関係がある。三菱UFJフィナンシャル・グループの誕生で,日本国内の大手金融グループは,みずほフィナンシャルグループ三井住友フィナンシャルグループを含めた 3陣営に集約された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android