中押し(読み)チュウオシ

デジタル大辞泉 「中押し」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐おし【中押し】

囲碁で、負けを認めて終局前にその対局を放棄すること。なかおし。「中押し勝ち」

なか‐おし【中押し】

ちゅうお(中押)し

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精選版 日本国語大辞典 「中押し」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐おし【中押】

  1. 〘 名詞 〙 囲碁で、対局者の一方挽回不能と見て負けを認め、全部打ち終わらないうちに投了すること。俗に「なかおし」ということもある。江戸時代には将棋でもいった。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中押し」の意味・わかりやすい解説

中押し
ちゅうおし

囲碁用語。対局の終盤にいたらない前に一方が負けを認めた勝負。「ちゅうおし」と読み,「なかおし」と読まないのは「途中で押切る」という意味からである。古くは「たくさん勝つこと」を意味したこともあるが,現在は「作り碁 (最後まで打って何目差か計算する碁) 」に対し,計算しないで勝負の決ることを意味する。

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