五味国太郎(読み)ゴミ クニタロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「五味国太郎」の解説

五味 国太郎
ゴミ クニタロウ


職業
俳優

生年月日
明治8年 1月8日

出生地
栃木県 那須郡烏山町

経歴
明治25年新派の武智元良一座に入り、のち高田実一座、川上音二郎一座、柴田喜太郎一座を経て、大正6年天活小阪撮影所に入った。「乃木将軍伝」など乃木将軍役が当り役で、その連鎖劇を撮って巡業に出ると「乃木劇」と呼ばれて人気を博した。8年天活が国活に買収されたため、国活で「短夜物語」「恨みの尼港」に出演。翌9年松竹蒲田撮影所開設と同時に息子の五味国男と共に移り、「女の力」「親なき娘」「夕刊売」「温泉の一夜」「月下の罪」「渦巻く潮」など蒲田初期作品に活躍した。

没年月日
大正11年 4月28日 (1922年)

家族
子=五味 国男(俳優),五味 国枝(女優)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「五味国太郎」の解説

五味 国太郎
ゴミ クニタロウ

大正期の俳優



生年
明治8年1月8日(1875年)

没年
大正11(1922)年4月28日

出生地
栃木県那須郡烏山町

経歴
明治25年新派の武智元良一座に入り、のち高田実一座、川上音二郎一座、柴田喜太郎一座を経て、大正6年天活小阪撮影所に入った。「乃木将軍伝」など乃木将軍役が当り役で、その連鎖劇を撮って巡業に出ると「乃木劇」と呼ばれて人気を博した。8年天活が国活に買収されたため、国活で「短夜物語」「恨みの尼港」に出演。翌9年松竹蒲田撮影所開設と同時に息子の五味国男と共に移り、「女の力」「親なき娘」「夕刊売」「温泉の一夜」「月下の罪」「渦巻く潮」など蒲田初期作品に活躍した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「五味国太郎」の解説

五味国太郎 ごみ-くにたろう

1875-1922 明治-大正時代の舞台俳優。
明治8年1月8日生まれ。33年新派の高田実一座にはいり,東京の本郷座で活躍。のち連鎖劇で乃木将軍を演じ,人気をえる。大正9年開設直後の松竹蒲田(かまた)撮影所に入社,映画にも出演する。大阪で公演中,大正11年4月28日病死した。48歳。栃木県出身。

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