デジタル大辞泉 「信任投票」の意味・読み・例文・類語 しんにん‐とうひょう〔‐トウヘウ〕【信任投票】 1 議会が、政府を信任するか否かを決める投票。日本国憲法では、衆議院で内閣の不信任が可決されたときは、衆議院を解散するか、または内閣が総辞職しなければならない。2 一般に、選出された役員や代表などに対して、その信任・不信任を問う投票。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「信任投票」の意味・読み・例文・類語 しんにん‐とうひょう‥トウヘウ【信任投票】 〘 名詞 〙① 議会が政府を信任するか否かを決するについて行なう投票。日本では、内閣の責任を追及する方法として、衆議院によって不信任の意思表示をすることが認められている。② 一般に選挙によって選ばれた役員に対して、その信任、不信任を問う投票のこと。〔袖珍新聞語辞典(1919)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「信任投票」の意味・わかりやすい解説 信任投票しんにんとうひょう 議会が内閣を信任するか否かを決するための投票。わが国憲法では、衆議院にのみ認められ、議院内部から提出される不信任の決議案と、内閣から提出される信任の決議案があり、前者が可決された場合、または後者が否決された場合に、内閣は10日以内に衆議院を解散するか、あるいは総辞職をしなければならない(憲法69条)。個々の大臣に対する不信任決議については、外国に例がみられるが、わが国憲法には規定がなく法的効力はない。[山野一美] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例