備蓄米(読み)ビチクマイ

デジタル大辞泉 「備蓄米」の意味・読み・例文・類語

びちく‐まい【備蓄米】

凶作天災などで米不足になったときに備えて、政府が購入し保管する国産米。食糧法規定がある。
[補説]品質を保つため、順次販売される。備蓄米を半分以上混ぜた米は「たくわえくん」と表示される。

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関連語 需給 法律 安定

共同通信ニュース用語解説 「備蓄米」の解説

備蓄米

凶作など緊急時に備え、政府が購入し保管するコメ。適正水準は約100万トンとされる。年間20万トン程度を買い入れ、古くなったものは飼料など非主食用として販売してきた。政府は1月自然災害などで生産量が減少した場合だけでなく、流通支障がある場合でも放出できるよう制度を改めた。今年は3回の入札で計31万2千トンが落札され、3月に放出を開始した。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「備蓄米」の意味・わかりやすい解説

備蓄米
びちくまい

緊急時に備え蓄えておく米。1994年制定の主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律条項として定められ,政府米 150万tを基本に,自主流通法人による民間備蓄 50万tが義務づけられるとともに,その目標数量や運営に関し毎年の基本計画で定めることが明示された。1993年の大凶作による供給不足の経験をふまえたものであると同時に,豊作時の供給過剰に対する調整保管の意味合いももっている。2011年から政府による買い入れ量を毎年 20万tとし,5年間程度の備蓄後に飼料用として販売されることになった。

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