デジタル大辞泉
「債務」の意味・読み・例文・類語
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さい‐む【債務】
- 〘 名詞 〙 債務者が債権者に対して一定の行為(給付)をなすべき義務。⇔債権。
- [初出の実例]「買入代金の支払に換へ債務を引受くることを得」(出典:民事訴訟法(明治二三年)(1890)六九九条)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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債務
さいむ
Schuld
ある者 (債務者) が相手方 (債権者) に対して一定の行為 (給付 ) をすることを内容とする義務をいう。権利である債権に対応する義務。債務を負う者が債務を発生させた契約などの内容,法律の規定,取引の慣行,信義則などに照して当然に期待される履行をしないことを債務不履行という。履行遅滞,履行不能のほか,不完全履行も債務不履行である。債務を債務者が任意に履行しない場合でその実現が可能なとき (履行不能でないとき) は債権者は強制履行 (直接強制,代替執行,間接強制の方法による) を請求できる (民法 414) 。また,債務不履行が生じたことについて,債務者に責められる理由があるとき (狭義には,この場合を債務不履行ということもある) は,債権者は債務者に対して債務不履行によってこうむった損害の賠償を請求できる (415条) 。このほか,契約に基づく債務の不履行があったときは,債権者に契約解除権が生じることもある (541~543条) 。
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普及版 字通
「債務」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の債務の言及
【債権・債務】より
…特定の人(債権者)が他の特定の人(債務者)に対して,一定の行為(給付)を請求する権利を債権といい,これを請求される側からいえば債務となる。たとえば,甲が乙に対して一定期日まで100万円を貸した場合に,期日がくれば,甲は乙に対して〈100万円を返せ〉と請求でき,これに応じて乙は100万円を返さなければならない。…
※「債務」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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