半幅帯(読み)ハンハバオビ

精選版 日本国語大辞典 「半幅帯」の意味・読み・例文・類語

はんはば‐おび【半幅帯】

  1. 〘 名詞 〙 幅がふつうの帯幅の半分の帯。並幅を半分に折って仕立てたもの、はじめから半幅に織ったものなどがある。子供帯や、大人の浴衣、羽織下帯などに用いる。
    1. [初出の実例]「メリンスの半幅帯」(出典:魔風恋風(1903)〈小杉天外〉後)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の半幅帯の言及

【帯】より

…【北村 哲郎】
[野良着の帯]
 農山村,漁村の婦人たちが仕事着を着用したとき用いる帯は,初期のものは幅が狭く,江戸中期に書かれた農学書《奥民図彙》によれば〈帯たな〉と呼ばれていた。しかし明治以降の農村一般では,15cm内外の半幅(はんはば)帯が多く用いられていた。また地域によっては30cmの幅の広い帯も使用した。…

※「半幅帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む