国際市場で成立する価格。商品には、国際間で広く貿易が行われる商品と、ほとんど貿易が行われない商品とがあり、前者は貿易財、後者は非貿易財とよばれる。非貿易財の場合には、それぞれの国で価格が違っていても、貿易を通じた競争が行われないため、価格はかならずしも均一化しない。これに対して貿易財の場合には、価格が各国間で違っていれば、自由貿易のもとでは安い国から高い国に商品が流れるように取引(それを裁定取引という)が行われて、結局、国際市場でほぼ均一の国際価格が成立する。国際商品相場として報道されるものなどがその例である。このように均一の国際価格が成立しやすい商品には、商品の品質が比較的均質で標準化されやすく、価格に比べて輸送費が低く、貯蔵が容易であるなどの特質をもつ穀物や原材料、貴金属などがある。
[志田 明]
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