在テヘラン・アメリカ大使館員等人質事件(読み)ざいテヘラン・アメリカたいしかんいんとうひとじちじけん(その他表記)Case concerning United States Diplomatic and Consular Staff in Teheran

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

在テヘラン・アメリカ大使館員等人質事件
ざいテヘラン・アメリカたいしかんいんとうひとじちじけん
Case concerning United States Diplomatic and Consular Staff in Teheran

1979年 11月4日以降,イランにおいてデモ集団がアメリカ大使館を占拠し,外交職員人質とした。これに対してアメリカが 11月 29日,大使館の占拠中止と人質の解放損害賠償を求めて国際司法裁判所に提訴した事件。 80年5月 24日の判決では,イランの国際法上の義務違反,事態回復のためにとるべき措置および賠償義務を認めた。そこでは外交特権の重要性およびその制限として取り得る措置が特定されることが確認された。なお同事件は 81年1月,アルジェリア政府の仲介によって解決をみた。

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