精選版 日本国語大辞典 「在来種」の意味・読み・例文・類語
ざいらい‐しゅ【在来種】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
もともとその地域に土着していた生物種のこと。この定義は必ずしも明確でなく,一般には歴史時代に入ってから,人類が外地から持ち込んだ生物種を導入種とか帰化生物といい,それ以前に土着した生物種を在来種という。しかし,近年では,たとえば新種の雑草が持ち込まれた場合に,それ以前に土着していた雑草を在来種ともいう。セイヨウタンポポが帰化植物となってから,従来のカントウタンポポその他の在来種の分布域はしだいに狭くなっている。作物・家畜では導入された乳牛のホルスタインに対して,肉役用の和牛は在来種ともいわれる。コムギは古くから日本に導入されて栽培されていた作物であるが,1900年以後の研究機関で育種が始まると,育成された新品種や外国からの導入母本に対して農家がすでに栽培していた品種を在来種とか在来品種,あるいは地方種ともいうようになった。農業上の在来品種にあたる英語は作物がlocal variety(native variety),家畜がlocal breed(native breed)である。
執筆者:武田 元吉
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新