地方検察庁(読み)ちほうけんさつちょう

精選版 日本国語大辞典 「地方検察庁」の意味・読み・例文・類語

ちほう‐けんさつちょう チハウケンサツチャウ【地方検察庁】

〘名〙 地方裁判所家庭裁判所に対応して置かれる検察庁検事正を長とする。旧制では地方裁判所検事局と称した。地検

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「地方検察庁」の意味・読み・例文・類語

ちほう‐けんさつちょう〔チハウケンサツチヤウ〕【地方検察庁】

地方裁判所および家庭裁判所に対応して置かれる検察庁検事正を長とする。地検。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「地方検察庁」の意味・わかりやすい解説

地方検察庁
ちほうけんさつちょう

各地方裁判所および各家庭裁判所に対応して置かれる検察庁(検察庁法1条、2条)。たとえば東京地方裁判所に対応して東京地方検察庁が置かれている。地方検察庁の数は全国で50庁である。法務大臣は、必要と認めるときは、地方裁判所または家庭裁判所の支部それぞれ対応して地方検察庁の支部を設け、当該検察庁の事務一部を取り扱わせることができる。地方検察庁支部設置規則(昭和22年司法省令第42号)によれば、地方検察庁には、2010年(平成22)時点で、東京地方検察庁立川支部以下203支部が設けられている。

[内田一郎・田口守一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「地方検察庁」の意味・わかりやすい解説

地方検察庁【ちほうけんさつちょう】

地方裁判所(および各家庭裁判所)に対応して設置される検察庁。検事正がおかれて,庁務を処理する。2004年現在,50庁(ほかに支部203庁)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の地方検察庁の言及

【検察制度】より


[現在の検察制度]
 検察庁法によると,検察官は,検事総長,次長検事,検事長,検事および副検事の総称である。検察官の行う事務を統括する官署が検察庁であり,裁判所の組織・配置に対応して,最高検察庁,高等検察庁(東京,大阪,名古屋,札幌,仙台,広島,高松,福岡),地方検察庁(都道府県庁所在地のほか旭川,釧路,函館の50庁),区検察庁(438庁)が置かれている(1997年4月現在)。 検察官はいずれかの検察庁に属する。…

※「地方検察庁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android