基金(読み)キキン

デジタル大辞泉 「基金」の意味・読み・例文・類語

き‐きん【基金】

経済活動財産基礎となる資金
特別会計特殊法人などの財産的基礎となる資金。
地方公共団体特定目的のために、財産を維持し、資金を積み立て、または定額の資金を運用するために設けた財産。基本財産
[類語]資本資本金資金元手元金キャピタル財源ファンド

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共同通信ニュース用語解説 「基金」の解説

基金

国が交付する補助金などを原資として、独立行政法人地方自治体が特定の用途に充てるために他の使途と区分して管理する資金。政府は複数年度にわたる事業うち、各年度の必要額をあらかじめ見込むのが難しいといった特段事情のあるものを基金で対応すると規定している。所管する省庁ごとに基金の収支や目的などを毎年公表しており、2019年度末時点の基金数は136。

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精選版 日本国語大辞典 「基金」の意味・読み・例文・類語

き‐きん【基金】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ある目的のために、積み立てるなどして準備しておく資金。ファンド。〔英和外交商業字彙(1900)〕
  3. 法人や事業などの経済的基礎となる資金。ファンド。
    1. [初出の実例]「基金が豊かであること、創設以来の学長であるミス・ケートの磊落な気象とのお蔭で」(出典:若い人(1933‐37)〈石坂洋次郎〉上)

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保険基礎用語集 「基金」の解説

基金

相互会社には資本金がなく、その代わり設立の際に基金を設けることが必要とされています。基金は事業資金および担保資金としての役割を担っていますが、とりわけ、創業時における事業資金として機能を果たすことが強く期待されています。

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