大洋をまたいで大陸間を飛行できる陸上発射型の弾道ミサイル。米ソ間の戦略兵器制限交渉での定義に基づき、一般的に射程5500キロ以上を指す。通常弾頭と核弾頭を搭載可能で、米国、ロシア、中国が保有。北朝鮮も開発している。ロシアは多弾頭の新型「ヤルス」や射程約1万8千キロの「サルマト」を配備する。ウクライナは保有していない。(キーウ共同)
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…一方,V2を基礎とする,原爆を運べる大型長距離ミサイルの開発の可能性は,新しい技術や工業に多額の投資を要するわりに誘導精度が上がらず,このため1947年ミサイル開発計画を中止し,陸軍で小型ロケットの研究を続けるにとどまった。しかし,52年水爆が開発され,地対空ミサイル〈ナイキ〉がテストで戦略爆撃機に対する有効性を実証し,またソ連が大陸間弾道ミサイルintercontinental ballistic missile(略号ICBM)開発に大規模に取り組んでいるらしいとの情報等にかんがみ,ICBMの重点開発が検討され,その結果54年から〈アトラス〉の設計・製造を開始した。 ソ連は1949年原爆の実験に成功すると,その運搬手段としてV2を基礎にミサイルの研究・開発を着々と進め,57年8月ICBM完成を発表した。…
※「大陸間弾道ミサイル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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