天災(読み)テンサイ

デジタル大辞泉 「天災」の意味・読み・例文・類語

てん‐さい【天災】

地震・台風・雷・洪水など自然現象によってもたらされる災難。「天災に見舞われる」⇔人災
[類語]人災震災戦災変災災害災難災い被害禍害惨害惨禍災禍被災天変地異地変風害風水害冷害霜害雪害干害渇水旱魃水涸れ病虫害虫害煙害公害薬害災厄凶事禍根舌禍筆禍試練危難国難水難水禍海難受難遭難罹災貧乏くじ馬鹿を見る弱り目にたたり目泣き面に蜂

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精選版 日本国語大辞典 「天災」の意味・読み・例文・類語

てん‐さい【天災】

  1. 〘 名詞 〙 自然によってもたらされる災害。地震・台風・落雷・洪水など自然現象によって起こり、人為的に避けにくい災害。
    1. [初出の実例]「聞无不施、由是天災彌滅、鬼神不譴、百姓家給人足、朝庭垂拱无為」(出典:家伝(760頃)下)
    2. 「永祚の風さらにおよばぬ天災なり」(出典:愚管抄(1220)四)
    3. [その他の文献]〔書経‐伊訓〕

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普及版 字通 「天災」の読み・字形・画数・意味

【天災】てんさい

自然の災い。

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デジタル大辞泉プラス 「天災」の解説

天災

古典落語演目ひとつ。六代目春風亭柳橋が得意とした。オチは地口オチ。主な登場人物は、隠居職人

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世界大百科事典(旧版)内の天災の言及

【開発災害】より

…すなわち,人間の開発行為そのものがおもな要因となって起こる災害である。開発技術が自然界のバランスや自然界と人間社会のバランスを大きくは崩さない程度の技術力しかなかった時代には,自然界の異変によってひき起こされる災害は,人間の力の及ばないものとして,天災と呼ばれ,自然災害の範疇(はんちゆう)に入れられていた。しかし,今日のように技術革新が進み開発技術が高度化し,巨大化してくると,今まで不可能であった開発行為も可能となる。…

※「天災」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」