失言(読み)シツゲン

デジタル大辞泉 「失言」の意味・読み・例文・類語

しつ‐げん【失言】

[名](スル)言うべきではないことを、うっかり言ってしまうこと。また、その言葉。「失言を取り消す」「公の席で失言する」
[類語]暴言放言妄言出任せうわ言寝言たわ言ざれ言しれ言無駄口言い過ぎ過言口が過ぎる言い過ぎる

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精選版 日本国語大辞典 「失言」の意味・読み・例文・類語

しつ‐げん【失言】

  1. 〘 名詞 〙 言うべきでないことを、うっかり言ってしまうこと。また、そのことば
    1. [初出の実例]「失言をとけて問つけと云やうにしたげにさふと云ぞ」(出典:漢書列伝竺桃抄(1458‐60)文三王第一七)
    2. 「失礼ながら夫は失言かと思ひます」(出典:坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉六)
    3. [その他の文献]〔戦国策‐魏策下・安釐王〕

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普及版 字通 「失言」の読み・字形・画数・意味

【失言】しつげん

ことばが失当であること。〔戦国策、魏四〕(信陵君をして安陵君に謝せしめて曰く、無忌(むき)は小人なり。思慮に困(くる)しみ、言を君に失せり。敢て再拜して罪を釋(ゆる)せと。

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