宮脇紀雄(読み)ミヤワキ トシオ

20世紀日本人名事典 「宮脇紀雄」の解説

宮脇 紀雄
ミヤワキ トシオ

昭和期の児童文学作家 日本児童文芸家協会理事。



生年
明治40(1907)年2月15日

没年
昭和61(1986)年11月18日

出生地
岡山県川上郡成羽町

主な受賞名〔年〕
野間児童文芸賞(第7回)〔昭和44年〕「山のおんごく物語」,日本児童文芸家協会賞(第1回)〔昭和51年〕「ねこの名はヘイ」,産経児童出版文化賞(第24回 27回)〔昭和52年 55年〕「おきんの花かんざし」「かきの木いっぽんみが三つ」,児童文化功労者賞(第21回)〔昭和54年〕

経歴
岡山県山間の農家に生まれ、農業を手伝った後、岡山市で書店開業。昭和10年29歳で文学をめざし単身上京坪田譲治の門をたたく。30年日本児童文芸家協会が創立され加入。代表作に「山のおんごく物語」「ねこの名はヘイ」などがあり、随筆集に「わが鶏肋の記」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宮脇紀雄」の解説

宮脇紀雄 みやわき-としお

1907-1986 昭和時代の児童文学作家。
明治40年2月15日生まれ。昭和10年文学をこころざして上京,坪田譲治に師事する。44年山村のまずしい生活との闘い,家族愛などをえがいた「山のおんごく物語」で野間児童文芸賞。ほかに「ねこの名はヘイ」など。昭和61年11月18日死去。79歳。岡山県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android