富国生命保険(読み)ふこくせいめいほけん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「富国生命保険」の意味・わかりやすい解説

富国生命保険
ふこくせいめいほけん

生命保険会社。 1923年 11月に富国徴兵保険相互会社として設立。 45年9月より社名を富国生命保険相互会社と変更。第2次世界大戦後の高インフレによる経済環境悪化のなかにおいて,経営の健全性を重視した「純保険料式」責任準備金積立方式を業界他社にさきがけて実施し,保険金等の支払能力を高水準で支えてきた。 87年日本初の「通院給付特約」,92年4月には,これまた日本初の「高度先進医療特約」を開発。 99年安田生命保険との包括業務提携を発表した。総資産4兆 4686億 7100万円,資産構成は貸付 32%,有価証券 45%,不動産3%,その他 20%。年間保険料等収入 7283億 6300万円,従業員数内勤 2995名,外勤1万 991名 (1999) 。

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百科事典マイペディア 「富国生命保険」の意味・わかりやすい解説

富国生命保険[相互会社]【ふこくせいめいほけん】

旧根津系の中堅生保。1923年根津嘉一郎書生・吉田義輝が,富国徴兵保険相互会社を設立。1945年現社名に改称戦前から相互会社形式。職域マーケットに強くバブル経済期も堅実経営を堅持し,資産内容の良さには定評がある。配当の自由化以来,高配当。2011年総資産5兆6752億円,2011年3月期保険料等収入1兆2108億円。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「富国生命保険」の解説

富国生命保険

正式社名「富国生命保険相互会社」。略称「フコク生命」。英文社名「FUKOKU MUTUAL LIFE INSURANCE COMPANY」。保険業。大正12年(1923)「富国徴兵保険相互会社」設立。昭和20年(1945)現在の社名に変更。本社は東京都千代田区内幸町。生命保険業。徴兵保険会社として根津嘉一郎が創業。共栄火災と提携。

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