屋台骨(読み)ヤタイボネ

デジタル大辞泉 「屋台骨」の意味・読み・例文・類語

やたい‐ぼね【屋台骨】

屋台骨組み。また、家屋構造
一家を支える働き手。また、組織などをささえる中心となるもの。「屋台骨がゆらぐ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「屋台骨」の意味・読み・例文・類語

やたい‐ぼね【屋台骨】

〘名〙
① 屋台を構成する骨組。また、家屋の柱、梁、桁(けた)などのこと。
滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)二「悪くふざきやァがると、やてへぼにょヲたたきこはして、合羽干場の地請にたつのだ」
② 家のかまえ。店がまえ。
洒落本・見通三世相(1796か)中幕「第一やたいぼねが気に入らねへ、小便所の二階にあるが大さうらしひ」
③ 家・家業を経済的に支える資力。また、それを生み出す中心人物や働き手など。身代(しんだい)。また、組織などを支える中心となるもの。
※雑俳・柳多留‐一三(1778)「やたいぼねよばりは壱歩すてたやつ」
※洒落本・通言総籬(1787)二「あすこのやてへぼねは、ををかたあいつが、くらいつぶしてしまうだろう」

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