岡松和夫(読み)オカマツカズオ

デジタル大辞泉 「岡松和夫」の意味・読み・例文・類語

おかまつ‐かずお〔をかまつかずを〕【岡松和夫】

[1931~2012]小説家福岡の生まれ。学生時代は政治運動参加。「志賀島しかのしま」で芥川賞受賞。体験見聞に基づく作品が多い。他に「」「異郷の歌」「峠の棲家すみか」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岡松和夫」の解説

岡松和夫 おかまつ-かずお

1931-2012 昭和後期-平成時代の小説家。
昭和6年6月23日生まれ。少年時代に両親をうしない,学生時代は政治活動に参加する。昭和34年「壁」で文学界新人賞,51年「志賀島(しかのしま)」で芥川賞,61年「異郷の歌」で新田次郎文学賞,平成10年「峠の棲家」で木山捷平(しょうへい)文学賞。体験,見聞にもとづく手堅い作風をふかめる。昭和48年関東学院女子短大教授。平成24年1月21日死去。80歳。福岡県出身。東大卒。

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