巣ごもり消費(読み)すごもりしょうひ

共同通信ニュース用語解説 「巣ごもり消費」の解説

巣ごもり消費

外出を控えて自宅で過ごすことで増える支出新型コロナウイルスの感染対策で世界的に外出制限が広がり、注目を集めている。インターネット通販で買い物するのが代表例。パソコンなどを使ったビデオ通話サービスは、在宅勤務遠隔授業利用が急増している。娯楽分野では、動画配信サービスビデオゲームが好調だ。(ニューヨーク共同)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「巣ごもり消費」の意味・わかりやすい解説

巣ごもり消費
すごもりしょうひ

従来は「家の外」で行っていた消費を「家の中」で完結させること。家ナカ消費ともいう。外食せずに自宅で「内食」する、コンビニエンスストアなどで買った酒とつまみで「家飲み」する、あらゆる日用品の買い物をインターネット通販で行い、生鮮品の買い物にもネットスーパーを活用する、週末も外出せずに自宅でテレビゲームやインターネットを楽しむなど、家の中でなんでも済ませてしまう消費の傾向を、鳥が巣の中だけで生活を完結させる巣ごもりにたとえた呼称である。背景には、インターネット通販や宅配サービスの利便性向上などがある。日本では2000年代のデフレ進行下で節約志向が強まったことも影響しているとみられ、アメリカでは2008年のリーマン・ショック以降、広がるようになったといわれる。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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