写真フィルム,乾板,印画紙など写真撮影や写真の焼付けに用いる感光性材料をいう。広義には,写真を応用した複写,写真製版,X線写真などに使う感光性または放射線感光性の材料を含めて感光材料という。一般の写真撮影に使う写真フィルムは,臭化銀のようなハロゲン化銀をゼラチン中に分散した写真乳剤をフィルムベースに塗布し,乾燥したもので,黒白写真の場合は可視光全域に感光するパンクロのネガ用フィルムが広く使われる。カラー写真の場合は,カラープリント作成を目的とするカラーネガフィルムとスライド用透明陽画を作るカラー反転フィルムが使われる。また写真の印画を作るには,黒白写真,カラー写真それぞれの印画紙を使う。感光材料にはこのほか映画用各種フィルム,複写および写真製版用フィルム,X線用フィルムなどがあり,複写や写真製版の場合はジアゾ材料(ジアゾタイプ),感光性樹脂などの材料も使われる。
執筆者:友田 冝忠
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