技能実習制度(読み)ギノウジッシュウセイド

デジタル大辞泉 「技能実習制度」の意味・読み・例文・類語

ぎのうじっしゅう‐せいど〔ギノウジツシフ‐〕【技能実習制度】

外国人技能実習制度

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「技能実習制度」の意味・わかりやすい解説

技能実習制度
ぎのうじっしゅうせいど

外国人労働力導入にからんだ制度で,1993年4月から実施されている。外国人労働力の導入の方法として,日本の企業,公的機関研修生という形をとるケースが多い。 82年の改正入国管理法で,研修生としての在留資格が認められた。単純労働分野の外国人就労は禁じられているが,労働力不足や低賃金労働力確保のため,この制度を利用して外国人研修生を受入れている企業は多い。この技能実習制度は研修が終ったあとに1~2年の就労を認めた制度であるが,研修,実習という名目での外国人労働力の導入方法としての色彩が強い。

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知恵蔵mini 「技能実習制度」の解説

技能実習制度

外国人の青壮年労働者を技能実習生・研修生として一定期間受け入れる制度。日本の産業上の技術や技能、知識開発途上国へ移転し、人材育成を図ることを目的として1993年に創設された。その後、賃金不払いや長時間労働といった問題が多発したことから、適正な実施および実習生の保護に関する法律技能実習法」が2017年に制定された。18年11月、同法施行後の制度の運用状況を検証するための作業部会が法務省に設置された。

(2018-11-22)

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