指し値オペ

共同通信ニュース用語解説 「指し値オペ」の解説

指し値オペ

日銀が指定した利回り金融機関から国債を無制限に買い入れる仕組みで、世界的にも異例の手段とされる。長期金利上昇(債券価格の下落)を人為的に抑え、金利を日銀の目標範囲に誘導する狙いがある。指し値オペを一定期間連続で実施する手法は「連続指し値オペ」と呼ばれ、単発で実施するよりもさらに強力な金利抑制策となる。

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知恵蔵mini 「指し値オペ」の解説

指し値オペ

長期金利の上昇を抑えるため、日本銀行が指定した利回りで金融機関から国債を無制限に買い入れるオペレーション(公開市場操作)のこと。2016年9月に導入された金融政策枠組み「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」において新型オペレーションとして採用されたもので、長期金利を0%程度に誘導することを目標に実施される。同年11月17日に初めて実施されて以来、18年2月2日までに4回実施されている。

(2018-2-6)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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