デジタル大辞泉 「擁」の意味・読み・例文・類語 よう【擁】[漢字項目] [常用漢字] [音]ヨウ(漢)1 抱きかかえる。「抱擁」2 周囲から守り助ける。「擁護・擁立」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「擁」の意味・読み・例文・類語 よう‐・する【擁】 〘他サ変〙 よう・す 〘他サ変〙① 抱く。抱きかかえる。かきいだく。抱擁する。※運命論者(1903)〈国木田独歩〉六「僕は里子を擁(ヨウ)して泣きました」② あるものを中心としてそれをとり囲む。※東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉三「数客桶炉を擁し、屡々烟を喫して曾て弓箭を執らず」③ 富、財産、また、地位などをもつ。※西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一二「鉅万の財を擁(〈注〉モツ)せんよりは、快楽の性質を具る人とならんこそ」④ 上に載せる。転じて、頭(かしら)としていただく。また、頭としてもりたてる。〔色葉字類抄(1177‐81)〕※日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉二「頼朝の寡婦即ち四世将軍を擁し、大に将士を召して曰く」⑤ 率いる。従える。傘下に置く。また、手をとって引く。※太平記(14C後)一七「今聚二其敗軍一擁(ヨウシ)二彼余衆一不レ恐二雷霆之威一、重待二斧鉞之罪一」 よう‐・す【擁】 〘他サ変〙 ⇒ようする(擁) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報