日本ハム(読み)にっぽんハム

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本ハム」の意味・わかりやすい解説

日本ハム
にっぽんハム

食肉加工品メーカー。 1942年徳島食肉加工場として個人創業当初は第2次世界大戦中でもあり,統制経済下で営業も思うようにならず,45年戦災で廃業戦後の 48年営業を再開,51年徳島ハムを創立し,62年徳島ハム販売 (1949設立) に合併,以降順調に拡大した。 56年大阪工場を建設し,それ以来営業所および工場を全国的に開設,63年には業界4位であった鳥清ハムと合併,同時に現社名に変更。さらに工場,営業所を拡大しつつ 69年に養豚養鶏のジャパンファームを共同設立,同年9月にはアメリカのスイフト (現エスマーク子会社) と技術援助契約を結ぶ。またプロ野球球団日本ハムを経営。売上構成比は,ハム・ソーセージ 20%,食肉ほか 60%,加工食品 20%。年間売上高 8649億 8500万円 (SEC方式) ,資本金 241億 6500万円,従業員数 3423名 (1999) 。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「日本ハム」の解説

日本ハム

正式社名「日本ハム株式会社」。英文社名「NIPPON MEAT PACKERS, INC.」。食料品製造業。昭和17年(1942)前身の「徳島食肉加工場」創業。同26年(1951)「徳島ハム株式会社」設立。同38年(1963)現在の社名に変更。本社は大阪市北区梅田。食肉販売・加工会社。徳島県発祥。ハム・ソーセージのシェアトップクラス。牛・豚・鶏の飼育から加工まで一貫体制。東京証券取引所第1部上場。証券コード2282。

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