日本自動車工業会(読み)にほんじどうしゃこうぎょうかい

共同通信ニュース用語解説 「日本自動車工業会」の解説

日本自動車工業会(自工会)

トヨタ自動車ホンダ日産自動車など国内の四輪車、二輪車メーカー14社で構成する業界団体生産輸出市場に関する調査統計の作成、自動車税制や道路交通政策の提言などを行っている。1967年に自動車工業会と日本小型自動車工業会の合併により誕生した。会長はトヨタの豊田章男とよだ・あきお社長が務めている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「日本自動車工業会」の意味・わかりやすい解説

日本自動車工業会
にほんじどうしゃこうぎょうかい

日本の自動車メーカーの団体。英語名称のJapan Automobile Manufacturers Association, Inc.の頭文字をとり略称JAMAとし、自工会ともよばれる。

 日本国内において自動車(乗用車、トラック、バス、二輪車など)を生産するメーカーを会員とし、1967年(昭和42)4月に、前身である自動車工業会と日本小型自動車工業会との合併により設立された。2002年(平成14)5月には自動車工業振興会、自動車産業経営者連盟と統合し、2010年4月に社団法人から一般社団法人へ移行した。本部は東京都港区芝大門。

 設立の目的に「自動車工業の健全な発達を図り、もって経済の発展と国民生活の向上に寄与すること」と掲げ、自動車に関する調査・研究や、統計資料の作成・刊行等のほかモーターショーの開催も手がけている。

 会長は会員企業の経営者から選出されており、初代は日産自動車社長の川又克二(かわまたかつじ)(1905―1986)。会員は、いすゞ自動車、川崎重工業、スズキ、ダイハツ工業、トヨタ自動車、日産自動車、日野自動車、富士重工業、本田技研工業、マツダ、三菱自動車工業、三菱ふそうトラック・バス、ヤマハ発動機、UDトラックスの14社。このほか、会友としてゼネラルモーターズ・ジャパンが名を連ねる。

[伊東和彦]

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