日立造船(読み)ひたちぞうせん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日立造船」の意味・わかりやすい解説

日立造船
ひたちぞうせん

機械メーカー。1881年イギリス人の E.H.ハンターが創立した大阪鉄工所を前身とする。その後幾度か買収合併を経て発展し,1934年大阪鉄工所を解散して日本産業大阪鉄工所設立(同年大阪鉄工所と改称),1936年に日立製作所の経営下に入り 1943年現社名に変更。1947年日立の持株会社指定(→財閥解体)に伴い日立から離れる。2002年ユニバーサル造船に造船事業を移管。環境保全装置,プラント,水処理装置,機械,インフラ設備,防災システムなどの設計,製作などを行なっている。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「日立造船」の解説

日立造船

正式社名「日立造船株式会社」。英文社名「Hitachi Zosen Corporation」。機械工業。明治14年(1881)前身の「大阪鉄工所」創業。昭和9年(1934)「株式会社日本産業大阪鉄工所」設立。同年「株式会社大阪鉄工所」に改称。同18年(1943)現在の社名に変更。本社は大阪市住之江区南港北。総合重工業会社。ゴミ焼却施設・産業廃棄物処理施設などの環境装置が主柱ほかに機械・プロセス機器など。東京証券取引所第1部上場。証券コード7004。

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