精選版 日本国語大辞典 「本業」の意味・読み・例文・類語 ほん‐ぎょう‥ゲフ【本業】 〘 名詞 〙① 本格的なわざ。また、本来の職業。本職。[初出の実例]「跡云。復謂令レ還二本業一也。去二本居一已絶二其産業一」(出典:令集解(868)賦役)「万能に達したといふ物の近くいはば茶臼芸で一種も本業(ホンゲウ)にならねへ」(出典:滑稽本・浮世床(1813‐23)初)[その他の文献]〔塩鉄論‐本議〕② =ほんぎょう(本行)③[初出の実例]「下方と云は笛太皷大皷小皷四拍子を長唄の三絃に合せ乱舞の手を崩して是を学ぶ。此時より乱舞をば本業と唱へたり」(出典:随筆・守貞漫稿(1837‐53)二一)③ 僧侶個々の本宗にもとづく仏道修行。[初出の実例]「登壇受戒之後、住二於伽藍一、勤二各本業一」(出典:醍醐寺新要録(1620)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「本業」の読み・字形・画数・意味 【本業】ほんぎよう(げふ) 本来の職。多く農耕のことをいう。〔史記、商君伝〕大小力を(あは)せ、を本業とし、粟帛を致すこと多きは、其の身を復す。字通「本」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報