株主還元(読み)カブヌシカンゲン

デジタル大辞泉 「株主還元」の意味・読み・例文・類語

かぶぬし‐かんげん〔‐クワンゲン〕【株主還元】

企業が事業活動で得た利益株主に還元すること。その方法として増配株式分割などがある。株主利益還元

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

共同通信ニュース用語解説 「株主還元」の解説

株主還元

企業が事業活動で得た利益を株主に返すこと。現金を払う配当と、発行した株式一部を買い戻す自社株買いが代表的。自社株買いは市場で流通する株式が減り、1株当たりの実質的な利益が高まって株価の押し上げ要因になる。最終的なもうけに当たる純利益に対し、どのくらいの割合を配当に充てるかは「配当性向」と呼ばれ、投資家の参考指標の一つとなる。株式を長期保有してもらうため、どの程度の株主還元を目指すかを事前に決め、投資家に公表する企業もある。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

会計用語キーワード辞典 「株主還元」の解説

株主還元

株式会社がその事業活動によって獲得した利益を、配当を増やしたり株式分割によって実質増配をするといった形で株主に還元することです。

出典 (株)シクミカ:運営「会計用語キーワード辞典」会計用語キーワード辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android