森喜朗(読み)モリヨシロウ

デジタル大辞泉 「森喜朗」の意味・読み・例文・類語

もり‐よしろう〔‐よしラウ〕【森喜朗】

[1937~ ]政治家石川の生まれ。昭和44年(1969)衆議院議員に初当選。文相通産相建設相などを歴任。平成12年(2000)小渕首相急病により、全閣僚を留任させて後継首相に就任。問題発言などが相次ぎ、翌年、支持率急落を受けて辞任。→小泉純一郎

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「森喜朗」の意味・わかりやすい解説

森喜朗
もりよしろう
(1937― )

政治家。石川県生まれ。1960年(昭和35)早稲田(わせだ)大学卒業。大学ではラグビーをしていたが、胃潰瘍(いかいよう)で断念、のち雄弁会に所属した。小渕恵三(おぶちけいぞう)の2年先輩にあたる。卒業後、新聞記者、衆議院議員秘書を経て、1969年の総選挙で旧石川1区から初当選。自由民主党に所属。父の茂喜(しげき)は石川県根上(ねあがり)町(現能美(のみ)市)の町長を9期連続無投票当選している。1983年第二次中曽根康弘(なかそねやすひろ)内閣で文部大臣として初入閣を果たし、以後、通産大臣、建設大臣を歴任した。1998年(平成10)に発足した小渕内閣時は、自民党幹事長として公明党自由党との連立維持に力を注いだ。2000年(平成12)4月、首相の小渕恵三が脳梗塞(のうこうそく)で倒れたため、後継総裁に指名され、第85代内閣総理大臣になった。現職首相の急病による交替のため、森内閣は小渕内閣をそっくり継承する形で発足した。また首相就任後に「日本は天皇を中心とした神の国」と発言し、物議をかもした。2001年4月、内閣支持率の急激な低下により辞任した。

[編集部]

『五百旗頭真・伊藤元重・薬師寺克行著『森喜朗――自民党と政権交代』(2007・朝日新聞出版)』

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「森喜朗」の意味・わかりやすい解説

森喜朗
もりよしろう

[生]1937.7.14. 石川
政治家。父は根上町町長に9期連続無競争当選した森茂喜。早稲田大学商学部を卒業後,産経新聞社を経て 1969年衆議院選挙に 32歳で当選する。以来当選 10回。 77年福田改造内閣の官房副長官,83年第2次中曽根内閣の文相として初入閣を果す。 88年のリクルート事件でリクルートコスモス社からの未公開株譲渡が発覚,一時役職から退いたが,92年宮沢内閣の通産相,95年同改造内閣の建設相をつとめ,自民党内では 93年に党幹事長,第2次橋本内閣の総務会長,98年発足した小渕内閣では再び党幹事長をつとめる。 2000年4月に小渕首相が倒れた際,後継として総理大臣に就任し,同年6月の衆議院選挙を経て,公明党,保守党と組み,第2次森連立内閣を発足させた。

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百科事典マイペディア 「森喜朗」の意味・わかりやすい解説

森喜朗【もりよしろう】

政治家。石川県出身。早稲田大学商学部卒業。日本工業新聞記者をへて,1969年自由民主党から出馬し衆議院議員に初当選。1977年内閣官房副長官,1983年第2次中曾根康弘内閣で文相,1991年自民党政調会長,1993年自民党幹事長などを歴任。自民党三塚派の禅譲により1998年森派を形成,党幹事長在任中に小渕恵三首相の入院・退陣に伴い,2000年4月党総裁に無競争で選出され森喜朗内閣が発足,総選挙後の同年7月第2次森内閣を組織したが,2001年総辞職。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「森喜朗」の解説

森喜朗 もり-よしろう

1937- 昭和後期-平成時代の政治家。
昭和12年7月14日生まれ。9期連続無投票当選した石川県根上町(現・能美市)町長の森茂喜の長男。「産経新聞」記者などをへて昭和44年衆議院議員に初当選(当選14回,自民党)。福田派に属し,安倍晋太郎(しんたろう)の片腕となる。第2次中曾根内閣の文相をはじめ,通産相,建設相を歴任。また党の幹事長(3回),政調会長,総務会長をつとめる。平成10年三塚派をついで森派をひきい,12年小渕恵三首相の病死により党総裁,首相に就任,森連立内閣を発足させた。同年第2次森連立内閣を組閣。24年引退。26年東京五輪・パラリンピック組織委員会会長。早大卒。

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367日誕生日大事典 「森喜朗」の解説

森 喜朗 (もり よしろう)

生年月日:1937年7月14日
昭和時代;平成時代の政治家;元・首相

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