毀損(読み)キソン

デジタル大辞泉 「毀損」の意味・読み・例文・類語

き‐そん【毀損】

[名](スル)
物をこわすこと。物がこわれること。「器物毀損する」
利益体面などをそこなうこと。「名誉を毀損する」
[補説]「棄損」とも書く。
[類語]破壊痛む壊す壊れるぶち壊す打ち壊す取り壊す打ち砕く叩き壊す損壊破損破砕砕破全壊壊滅傷つく損ずる損傷汚損損耗磨損腐る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「毀損」の意味・読み・例文・類語

き‐そん【毀損】

  1. 〘 名詞 〙
  2. こわすこと。
    1. [初出の実例]「人の財貨を奪はず、人の品物を保有せず、人の物を毀損せず」(出典:泰西勧善訓蒙(1873)〈箕作麟祥訳〉四)
  3. こわれること。
    1. [初出の実例]「日本の帆船六百隻蒸気船三隻外国船五隻 内一隻は帆船 一時に毀損(キソン)、或は沈没せり」(出典:新聞雑誌‐三号・明治四年(1871)六月)
  4. 名誉、利益などをそこなうこと。
    1. [初出の実例]「憲法仮令外人の任用を禁ぜざるも其事果して我国利を毀損せば」(出典:条約改正論(1889)〈島田三郎〉二)
    2. 「この自尊心の毀損を恢復しようと試みた」(出典:鼻(1916)〈芥川龍之介〉)

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普及版 字通 「毀損」の読み・字形・画数・意味

【毀損】きそん

そこなう。

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