東京都千代田区、皇居の南、内堀(桜田堀)を隔てた地区。山手(やまのて)台地を占め、国会議事堂があり政治の中心地で、「永田町」といえば日本政界の代名詞となっている。江戸初期、永田伝十郎ら永田姓の武家屋敷が多かったのが地名の由来といわれる。譜代(ふだい)諸大名の屋敷地であったが、明治初期は軍用地などとなり、1920年(大正9)国会議事堂の建設に着手、1936年(昭和11)完成、永田町の名は国政の中心として知られるに至った。議事堂のほか首相官邸、衆参両院の議員会館、国立国会図書館、内閣府(旧、総理府)、山王祭で名高い日枝神社(ひえじんじゃ)などがある。法務省旧本館(赤れんが棟)は国指定(1994)重要文化財。東京地下鉄丸ノ内線・千代田線・有楽町線・半蔵門線・南北線の各線が通じている。なお首都高速道路都心環状線が北側と東側、内堀通りが北側、外堀通りが南側を通り、緑に囲まれた近代的景観の美しい地区である。
[沢田 清]
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新