汐留(読み)シオドメ

デジタル大辞泉 「汐留」の意味・読み・例文・類語

しおどめ〔しほどめ〕【汐留】

東京都港区の旧国鉄駅跡地。明治5年(1872)の鉄道開業時に新橋駅(のち汐留駅改称)を設置。鉄道発祥地を示す0マイル標識がある。平成7年(1995)ごろから大規模な再開発が行われ、巨大複合都市「汐留シオサイト」が建設された。→新橋

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精選版 日本国語大辞典 「汐留」の意味・読み・例文・類語

しおどめしほどめ【汐留】

  1. ( 江戸時代上げ潮海水外堀に逆流するのをせき止めるために汐留の堰が設けられたところから呼ばれた ) 東京都港区北東端の旧地名。現在の東新橋一帯にあたる。明治五年(一八七二)日本最初の鉄道の起点となった新橋駅が置かれた。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「汐留」の意味・わかりやすい解説

汐留
しおどめ

東京都港区の北東端にある地区。江戸時代、汐の満ち干がこの地まで及んでいたとされ、付近に汐留橋があった。日本最初の鉄道が開業された1872年(明治5)ここに「新橋ステンション」が置かれ、鉄道唱歌に「汽笛一声新橋を……」と歌われた。駅はその後、貨物専用の汐留駅となったが、1986年(昭和61)廃止となり、跡地は再開発されることになった。旧新橋駅の駅舎基礎、ホームの一部、0哩(ゼロマイル)標識は国の史跡として保存されており、再開発に伴い、それらを利用して「旧新橋停車場」が再現された(2002年着工。2003年完成)。また、再開発地区の中心地に2002年(平成14)11月都営地下鉄大江戸線、新交通システム「ゆりかもめ」の汐留駅が開設された。

沢田 清]


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百科事典マイペディア 「汐留」の意味・わかりやすい解説

汐留【しおどめ】

東京都港区,新橋駅南東の地区。明治5年(1872年)9月12日開業式をした日本最初の鉄道新橋〜横浜(現桜木町駅)間の始発駅(当時の新橋駅)が置かれた。1914年新橋駅が現在の位置に移転した後,汐留貨物駅となり1986年廃止。1989年の新都市拠点整備事業地区に指定,再開発整備計画が進められ,2003年1月には汐留シティセンター(43階建て)が完成,31haに及ぶ一帯の地区(汐留シオサイト)の中心をなす。
→関連項目新橋電通[株]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「汐留」の意味・わかりやすい解説

汐留
しおどめ

東京都港区の東端,隅田川の河口右岸近くにある旧貨物駅。明治5 (1872) 年,東京-横浜間に開通した日本最初の鉄道の始発駅で,当時の新橋駅。鉄道創設記念碑や駅舎全体とホーム一部の跡地が旧新橋停車場跡として史跡に指定されている。 1914年東海道本線が高架線となり,東京駅まで延長されてから,旅客扱駅は北西の烏森駅 (現新橋駅) に移転し,以来貨物取扱駅となっていた。現在は廃止され,跡地は商業,住宅地として再開発が進んでいる。首都高速都心環状線の汐留インターチェンジをはさんで南側に浜離宮恩賜庭園がある。

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事典・日本の観光資源 「汐留」の解説

汐留

(東京都港区)
東京湾100選」指定の観光名所。

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